初期設定の手順と方法

ドローレングス調整


モジュールとストリング/ケーブルポストの位置調整によりメーカーの指定範囲内で調整をいたします。

ドローレングスはATA(旧AMO)規格に準じて計測します。
セットの状況によっては若干の誤差は生じますのでご了承ください。

ポンド調整


リムボルトを緩めることによって、ポンド数のマイナス調整をいたします。
     (メーカー出荷の状態より強くすることはできません)

リムボルトを緩めるに従って同時にケーブルのテンションも減少してゆく結果、振動が大きくなりハンドルライザーやアクセサリーパーツの劣化や緩み・破損を生じやすくなります 。
また、ホイールのドライブタイミングにも遅延が生じるためパフォーマンスは劣化してゆきます。

最新のパラレルリムでは、リムボルトの過剰な緩め作業は致命的ダメージ(リムのクラックや抜け)の原因となりますので特に注意が必要です。


この理由で当ショップでは、マイナス5#以上のポンド調整はお断りしています。

例えば、60#のセットでは55#が、50#では45#が許容される限界と考えるからです。
当ショップの推奨範囲はマイナス2-3ポンドです。


ティラーバランスはメーカー出荷時と同じに設定します。
(通常は0ティラー)

レストの取り付け


特に指定がない限り、レストピン(アーム)とアローの接触点がピボットポイントの真上に来るようにセットします。

また、スプリングテンションはほぼ中間辺りでセットします。

ファール(ドロップ)アウェイタイプのレストのタイミング調整はできませんのでご了承ください。


レストピンの高さはシャフトセンターとレスト取り付けネジの中心が一致する位置にいたします。

ご使用になるシャフトが判明している場合には、事前にお知らせください。特に、指定がない場合にはEASTON ACE520を標準としてセットいたします。

ノッキングポイント・
タイドループの
取り付け

レストアームテンション調整型レストの場合、メタルノッキングポイントは下側のみに装着し、位置はレストピン(アーム)と水平といたします。

ファールアウェイ(ドロップアウェイ)タイプのレストの場合には、1/4インチ上といたします。

タイドループ(ロープは)BCY2mm径、5インチカットのものに、末端を熱溶解処理したものを取り付けます。

若干長めにしてありますので、好みによって長さ調整を行ってください。

尚、ループのかけ方向はピープの回転と少なからず関係し影響もあります。
ピープの調整の際に、最も安定したかけ方を選択してお渡しします。

サイトの取り付け

専用ジグに弓をセットし、水準器(レベル)を利用して、ストリングを垂直にセットします。

一部のモデルでは、ストリングとライザーが平行ではない場合があります。
その場合には、ライザーのサイトウィンドウ面を利用して垂直を取ります。
 



次に、ストリングの垂直を維持した状態のままで、サイトのサイトバーの垂直調整を行います。

これで、ストリングとサイトバーは平行になっているはずです。


最後に、スコープを取り付けたブロックをサイトバーに装着しサイトバーの垂直を維持したままで、スコープの水準器をセンターレベルに調整します。

これで、ストリングとサイトバーは平行に。
スコープはそれらに対して直角に取り付けられたはずです。

ピープサイトの
取付け・調整

ピープサイトは、特に指定が無ければ、ノッキングポイントからホールセンターまでの距離を5インチで取り付けいたします。

可能な限りフルドロー時にピープホールが正面を向く位置に調整しますが、ここでセットした角度は実射してゆくと変化します。

この症状は、ストリングやケーブルが使用している間に若干の伸びを生じるために発生するものです。

初期セットでは完全なアラインメント調整はできません。あらかじめご了承ください。

(注)
ピープとノッキングポイント間の距離を広げるほどサイトピンの位置は高くなります。しかし、引き手の高さも同時に変化するため筋肉の使い方が変わってきます 。
その辺も考慮してピープ位置の決定をする必要があります。


ドローイングマシーンによる
フルドローチェック

実射での調整が必要な場合を考慮し、縛りつけはいたしませんのでご了承ください。

センターショット
の調整


センターショットは下記のモデル別センターショットライン上にアローの中心ライン、サイトピンまたはサイトドットが一直線上に並ぶようにサイトピンの出し入れ 、レストの左右移動でアラインメント調整を行います。

(注)
以上の調整は初期位置の設定であって、実射におけるターゲットの真ん中へのヒットを保証するものではありません。

アーチャーの顔向けの個性、ケーブルガイドのテンションの度合い、アロースパインの適合性、リリースのスタイルなどの要素が複合し競合するためです。
センターヒットのためには以後のチューニングが大切になります。

初期設定では、ヨークによるホイールやカムのチルト調整は実施しません。
メーカーのアセンブルミスが確認でき、明らかに製品にダメージを与えると当方が判断した場合を除き、メーカー出荷の状態のままでお渡しします。

 


センターショットについて

センターショットのラインはメーカーの製造コンセプトによって異なります。
当ショップで取り扱っているモデルに関しては下記の通りです。
 

その他のメーカーの製品に関しては、各メーカーに直接お問い合わせ願います。

PSE

ARE

Browning

メーカーがサイトシェルフ上に刻んでいるライン(Centershot Alignment guide)をセンターショットといたします。

Genesis Pro

HOYT

ピボットの通るラインをセンターショットといたします。

 

2007.4