コアトルヘッド・オフィス内設備紹介


コアトルヘッドオフィス内および設備機器のご紹介です。

築40年強の自宅を利用した、いわゆる、SOHOオフィスなので狭いのですが、その分改造も自由なので色々と工夫して補っています。

1階六畳間は、接客スペースともうひとつの仕事であるパソコンのレッスン用エリア。

2階の四畳半は、工作・テストルーム、実射スペースになっています。

太字の小文字のコメントは、使用上の注意や感想です。(なにかの参考になれば)

1階の設備(オフィス)



 

Sure-Loc X-Press

今まで、使用していたPort-A-Pressを某フィールドコースに贈呈して、新たにパラレルリム対応のプレスとして導入しました。

更に、PSEのMach-Xのように極端にリムが短いモデルのための適合ジグを設計・追加しました。

追加ジグはジュラコンの削りだしで作成してもらったのですが、更にローコストな素材のものも研究中です。

写真はジグを装着したX-Pressと調整中のMach-X

近い将来2階の工作室にも設置したいと思っているのですが、4畳半ではちょっとせまいので検討中です。

左側に立てかけてある板は、ストリングの長さチェック用のジグです。

また、下側に見えるのはBCY製のストリングジグで108"のストリングまで作成可能です。

Drawing Machine

ホイールバランス、リムバランス、ポンド数測定に利用するため作成した垂直型ドローイングマシーンです。

母校の後輩達のために作ったジグは、リカーブボウメインなので固定式にしてありますが、こちらはコンパウンドボウに も対応するためウィンチ式になっています。

Hooter Shooterでも同様の作業は可能なのですが、下リムや下ホイール側のバランスを確認するには姿勢がきつく、不便なのでこのジグを作りました。

このジグでは以下のような作業も可能です。

ピープサイトのドローイング時の回転ずれなどのチェック。

曲がったリカーブボウリムの修正作業。

ハーフドロー、フルドローの状態にしてストリングやケーブルをなじませる作業。

ボウプレスを使用せずに、ホイールモジュール類を交換。

尚、リカーブボウでは問題ないのですが、ロアーピボットポイントが主流のコンパウンドボウでは、グリップ位置の保持ではボウセンターを維持できず不安定なので、写真のようにスリングベルトを使用してジグに取り付けています。


Tuning Jig

2階で使用しているスーパーベンチは便利で使いやすいのですが、すでに製造中止になっています。
いろいろと代替品を考えていたのですが、もっとも単純な方法を考案。

商品としてのオフセットブラケットのアームをハンドルに固定してバイス(万力)で挟み込むだけで間に合うのに気がつきました。

 


 


 


Super Bench


Arrow Cutter

EASTONのアローカッターを使用しています。
モーターがUSA仕様なのでスライダク(昇圧器)とモニターVUメーターを利用して110Vまで昇圧し使用しています。

スライダグと組み合わせることによって、回転むらが減りトルクも強くなりました。
これは、現在市販されている唯一入手可能なアローカッター(Apple社の製品)でも同様、いやむしろ顕著です。




スライダグ(右)とモニターVUメーター(上)

 

 




 

Warmer Unit

市販の「ビニール温室」と「ふとん乾燥機」を組み合わせたものです。

フレッチングを早くなじませたり、エポキシ接着部分(ユニブッシュなど)の接着力をアップさせるために使用しています。

エポキシ樹脂は、常温硬化(25度前後)より40-50度の環境下で硬化させると同じ1時間の硬化時間で強度(せん断強度)が4-5倍になるのでより高い強度が必要な時や効果速度を早くしたいときに利用しています。


Spine Tester

RAM Products 製のローコスト簡易タイプのスパインテスター。

相対チェックをしてアローのへたり具合の確認や精度チェックに利用しています。


スパインテスターで計測すると、アローシャフトメーカーの公差(工業的許容範囲)内でも、左右のヒット位置に影響があることを確認しています。

   

2階の設備(工作・テストルーム)


Hooter Shooter

本来はシューティングマシーンなのですが、ホイールやカムのチルト、リカーブボウのリムの歪、センターチェック、ハンドルライザーの へたり具合や歪チェックなどに使用します。

このマシーンでチェックすると、ハンドルライザーの金属疲労が想像以上のスピードで進行しているのを確認しました。
これは、リカーブボウでもコンパウンドボウでも同様なのですが、ケーブルガイドで毎回横方向に捻られているコンパウンドボウの方がへたり進行がより早いのを確認できました。

ホイールバランスやリムバランスのチェックも可能ですが、1階に設置してある垂直型のドローイングマシーンの方が見やすいので主として上記に使用しています。

コンパウンドボウの場合には、組み込んだリリーサーを利用してシューティングシーンとして使用、アロースピードメーターと併用して初速のチェックなども行います。

現在、リカーブボウ用にフィンガーシュートによるロス分を再現できるフィンガー・シミュレーションリリーサーを設計中です。完成すればリカーブボウのチューニングもしやすくなるはずです。


Pro Chronos

アロースピードメーターです。

アウトドアで使用するのを前提に設計されているので室内の照明では光量不足なのでスポットライトをデフューザーから吊るして利用しています。

例えば、リカーブボウでプランジャースプリングの圧力を変化させながら矢速を計測した場合、最も矢速の速い位置がロスが最小でチューニング上もベストポジションになるはずです。

コンパウンドボウでは、レスト位置を上下・左右に変化させながら計測すればベストポジションが発見できるのではと思っています。

いずれ、実験してみたいと思っています。


 



 

卓上旋盤

2003年に購入、使っている時間が無くほこりをかぶっていましたが、これから稼動させるつもりです。
非力なマシーンなので主に真鍮材料による工作が中心になると思います。

過去にウェイトやコンパウンドボウ用のロングタイプのレストアームなどを作成しました。

チューニングテーブル

作業用の回転テーブル。
細かいパーツの組立作業や加工に使用。

チューニング・加工用ジグとして、スーパーベンチ、75mmのバイスおよびHOZANのバンドソウを取り付けてあります。

☆バンドソウ

20mm厚までのアルミや樹脂が切断できるので、チューニングジグやオーバードローレスト用ブラケットなどを作成する予定です。

☆スーパーベンチ

装着している回転テーブルの高さが低いので、主としてコンパウンドボウの初期セット用に使用しています。

☆75mmバイス

加工用の所謂万力です。
オフセットバーと組み合わせればスーパーベンチと同様の使い方も可能です。



 


Cresting Machine

アローのネーム部分のオーバーコート用。

USA製で日本国内での使用では回転数とトルクが不足するので、スライダグで110Vに昇圧して使用しています。

アルミアローのように外径が太いシャフトの場合には表面のスピードが速いので問題ないのですが、X10やプロセレクトアローのように細いシャフトの場合にはスピードが不足してオーバーコート用の塗料がうまくのらないため、 スライダグによる補正が必要です。


Target Mat

実射テスト用のサンドバッグ式マットです。

このタイプのマットはサンドバッグと同じように宙ぶらりんにしておかないと貫通してしまいます。
揺れることでショックを緩和・吸収しているのです。

据え置きは厳禁です。間違いなく貫通します。




Spine Tester

EASTON製のスパインテスターです。
アロースパインのチェックのほかに、相対比較によるアローの精度チェックやへたり度の確認に使用しています。
 

   

その他の小道具


グレイン秤

ライマン社の最もオーソドックスな、電子秤。
グラムとグレインの切り替えが可能です。

エアコンや扇風機の風が当たるところでは風圧の影響で安定しませんので注意が必要です。

スパインテスターと組み合わせてアローのスーパーセレクトにも利用しています。

カラーの異なる、ノックやヴェインを計測してみると興味深い結果がでてきます・・・・・


BOWデータの入力画面。
画面はGenesis Proの実測データです。


Archer's Advantage

本来は、サイトバーの目盛を印刷するためのソフトなのですが、付加機能としてついているアローセレクトプログラムをスパインシミュレータとして利用しています。
 

アローセレクトプログラムはEASTONのアローフライとシミュレータほどの精度はないのですが、実用上は十分です。

fxの実測データを入力してアローセレクトすると精度は上昇します。

ただし、日本の非力な女性アーチャーの実質ポンドとアローレングス辺りではちょっと選択結果に問題ありのようです。
おそらく、実効的なデータが入手できていないためと思われます。
注意が必要です。


リーマ類

上図は、アローシャフトのカット時の切断面(内径)のバリ取り用です。
主としてアルミ/カーボンシャフトのアルミ部分のバリ取りに使用します。

バリをきれいに取り去らずにポイントを挿入するとシャフトを内部から押し広げてしまうためひびがはいることがありますのでこの作業は必須です。

 ただし、過剰なさらい作業はかえってシャフトの強度を落とし、寿命を短くしますので注意。

下図のストレートリーマは、インサートノックとシャフト、ユニブッシュ等の内径が合わないときや、誤ってシャフト内部に接着剤などをつけてしま ったときの オーバーホールクリーニング用です。

X10用に3.15mmと3.2.mm

ACEサイズのコンポーネントのための、4.2mm 4.24mm 4.25mm 4.26mm 4.28mm を使い分けています。

インサートタイプのノックを挿入する際に緩いからといって接着剤をつける人が多いようです。

完全に乾いてからセットすればよいのですが、溶剤が残っているとノックのプラスチックが溶けてシャフト内部にこびりついてしまいノックが取れなくなるので注意が必要です。

私の場合には、ペーパーボンドをノックのインサート部に塗布して挿入しています。
これだとノックのプラスチックを溶かすことが無い上、緩みにくく、取り外すときやターンが必要なときにももスムーズです。

バイターでは、テフロンテープの挟み込みを推奨しておりそれでも良いのですが、透明タイプのアウトノックなどではあまりきれいに見えないので 、私のところではペーパーボンドを使用しています。



面取りドリル



ストレートリーマ



コーンカップカッター

シャフトのカット断面(外径)のバリ取りとオーバーポイント用のエッジ加工用のカップタイプのカッターです。直径7mmまでが限界ですが重宝しています。

プロセレクトやEASTONのVectorなどのフルカーボンアロー用として用意したのですが、アルミ/カーボンアローもわずかだけエッジの 外面取りをしたほうが結果が良いようです。

ハンドプライヤー

2個を組み合わせて、外れなくなったスタビライザーのウェイトなどを外すために使用しています。

アルミ製と真ちゅう製があるのですが、後者の方が丈夫ですが、ちょっと価格が高くなっています。



 


バーニシャー

三角形の槍の形をしたバーニシャー(磨きへら)で、グリップの削り加工に使用しています。

プラスチックのグリップであれば、シンナーで、木製であればサンドペーパーで最終仕上げをしています。

レベル

サイトバーの垂直を出すときに使用しています。

サイトバーを垂直にセットしないと、距離が変わると左右にヒットポジションが変化します。
調整は確実に行う必要があります。



 

2006.11.20