続・Stokerized Stabilizer

 

フランチャイズの千代田体育館で30mの実射テストをしてきました。

ビデオの1射目はかなりもたれ気味で上にミス。
2-3射目はきれいにインナー10の中でした。

Shrewd 24インチカーボンセンターと比較して、エイミング中の揺れは非常に小さく、ソリッドでシャープな感触です。

ただし、もたれて苦し紛れのシュートではシビアに出やすいような気もします。
(:決して神経質なシュートを要求されるわけではありませんが)

同じ印象は、装着してテストしてくれた後輩のK君(ダウンセット)やメンバーのYさん(センター1本)も同じ印象を持ったようです。

横で見ていてもその印象は強く、エイミング中の縦揺れがとても小さく、振動の消えもシャープでソリッドです。

ただ、20インチというサイズの割に重量感はあるので、重いセッティンクが苦手なアーチャーにはどうかなという印象はあります。

最終的には、The Nucleusと組み合わせるためかなりの重量になるはずなのですべての方にオール・マイティにお勧めはしません。

各人のアーチャーのリーチに見合ったドローレングスを正確に把握しないと重量に負けてしまう可能性は大きいので注意が必要です。

ところで、練習中にメンバーのSさんが坊やを連れて登場。

これからアーチェリーの英才教育をとのこと。

まだ4歳なので、協会に寄付してあったMini-Genesisを10ポンドまで下げて2-3メートルでレッスン開始。

ご両親とも千代田のメンバーでアーチャーなので将来が楽しみです。

  2010.5.15
   
Stokerized Stabilizer


アクリル製のStokerized Stabilizer 20" Target モデルをテスト用に入手しました。

素材はソリッドのアクリルで透明で非常に美しいスタビライザーです。

重量は20インチ、ウェイト付きで270グラム、Shrewd 24インチが150グラム、Vibracheck Free Style20インチが210グラムですからやや重めといった感じです。

 

評価テストは、合宿でテストしたアンチローリング用セッティングのセンターShrewd24インチを換装してとりあえず近射で行いました。

実射のフィーリングとしては「余分な感触がまとわりつかない」感じで振動を全く感じさせませんでした。

不思議なのはエイミング時の揺れを全く感じません。

メーカーの看板通り「ソリッド」な安定性です。

今回はダンパーなしで入手したためそのまま使用していますが特に必要はなさそうです。

最終的には、The Nucleusと組み合わせてアンチローリングスタビライザーシステムとして構築予定です。
部材の入荷が6月末頃になる予定なのでそれまでは現在の組み合わせのままテストを継続することになります。










  2010.5.14
   
   
千代田アーチェリー合宿

所属の千代田区アーチェリー協会の合宿に合流して、新しいスタビライザーのコンビネーションをテストしてきました。

メインテーマはスタビライザーのテストと2010年のメインモデルであるVendetta XSのテストなのですが、サブの目的は美味しいお刺身と酒浸りなのです。

当初は男ばかり6人の味気ないメンバーだったのですが、急きょドイツ人のご主人、日本人の奥様、そして愛娘という3人家族の参加も決まり、一転和やかな雰囲気の合宿となりました。

 

さて、今回テストしたスタビライザーの新しいパターンは従来はサイト側だけにセットしてあったオフセットバーを左右に振り分け、軸間29インチ1/2というショートボウであるため、どうしてもおこりやすいVendetta XSのローリング対策を検討することでした。

もちろん、重量はそれなりに増加するため、ドローセットがオーバー気味のアーチャーには敬遠されやすいセッティングなのですが、ドローレングスが適正なら問題はないはずです。

オフセットバーに装着するロッドは、サイトのカウンターとしての左側にはOmegaとMiniFlexのスタッガー、アンチローリング対策として付加した左側はOmega1本としました。

バーは手持ちのオフセットバーを2枚重ねで仕様、もともとストッパーねじはこの手のセッティングをこうりょしてやや長めに作ってあったので問題なし。

ということでテスト。

振動の消えは見事で、違和感は全くありません。

これで現在考えている第二ステップに進めます・・・・

 

テスト中の動画です。
押手の負荷を点検するためドローレングスを1/2インチほど延ばしてテストしています。
  2010.5.10
   
   
Vendetta XS と 452Xケーブルの考察

Vendetta XSのケーブルを452Xに差し替えた際に、アロー初速がほとんど変わらなかった原因を考えてみました。

X-ForceHFやMoneyMakerでは450Plusから452Xに換装したときには、5-10fps程度アロー初速がアップしたのですがVendetta XSではほとんど変化なしでした。

ドローフィーリングもシュート感覚も若干ですが軽くはなったのですが、X-Force HFやMoneyMakerほど劇的な差は感じられませんでした。

ケーブル素材が注文したものと異なっているのではと考えても見たのですが、ストランド数は22本で450Plusの16本より多くなっています。

452Xはデニール数(:原糸1本を構成している繊維の数)が小さいのでストランド数は多くなりますので間違いはありません。

というと原因はほかにということで色々考えた末、カムのケープルトラックの形状を再度チェックしてみました。

左の写真はVendetta XSに装着されているL6カムのケーブルトラックです。

右は劇的な変化があったHFカムのもの。

L6カムでは全体がワンカムのプーリーのようにほとんど円形をしていますが、HFカムでは3角形に近い形状をしています。

写真はフルドロー時のものですが、リリースされるとリムでテンションをかけられたケーブルがカムを回転させます。その際にL6カムではあまり加速がつかずに回転することが想像できますが、一方のHFカムでは三角形の頂点をピークに「てこの原理」で急加速がつくものと思われます。

この際に450Plusのようにやや伸びが大きいストリング素材では、頂点辺りでストレスが急激に加わり瞬間的にケーブルが伸びてしまうものと思われます。

そのため450Plusでは若干のタイムラグが発生するのに比較して伸びが小さい452Xではタイムラグが非常に小さくて済むため、それがカムのより高速な回転に繋がり初速アップに貢献していると思われます。

さて、L6カムでは急激なストレス変化がなく終始滑らかな回転をするため、伸びによるタイムラグの影響がもともと小さいためあまり差が出てこなかったのではと考えています。

 
   
  2010.5.1
 
   
XF Vendetta XS + 452X


2010年のメインモデル X-Force Vendetta XSのカスタムケーブルが到着したので換装してテストしました。


メーカー純正品はケーブルが450Plus<カスタムメイドのものは452X素材で452Xの方がやや固く伸びにくくなっています。

昨年あたりからPSEは上位機種のケーブルを452Xにしてきているのですが、換装すると初速が5-10fpsほど速くなりシュートフィーリングも軽快でスピード感も上昇していました。

さて、今回のVendetta XSは交換したものの初速は全く変化なし、シュート感は若干軽快になったかなという程度であまり変化が感じられません。

理由は良く分かりませんが、カムの形状・キャラクターによるせいかもしれません。
Vendetta XSに組み込まれているL6カムは、特に上カムの形状がワンカムのプーリーのようにラウンド形状しているのが原因だと考えています。

では、交換のメリットはというと、矢速はともかく、伸びが小さいためありがちな上下カムのシンクロ(同期)ずれが発生しにくくほとんど1年間メンテナンスフリーに近い状態で使用できることです。

450Plusの場合には、ヨーク分岐を持つスプリットケーブルと、カムのシンクロを受けもつコントロールケーブルとの間で長さも構造もことなるため、伸びが出るとシンクロがずれるため最低1-2回はシンクロ調整しなくてはならなかったのですが、452Xは伸びが小さいためこの調整がほとんどなしで済んでしまいます。
これは大きなメリットです。

ただし、伸びにくいということは「逃げ」がないため寿命的には若干短くなってしまうのは仕方ないのですが、この1年間452Xに換装したセットを観察していると社会人レベルの練習量ではほぼ1年間問題なく使えています。

ということで、Vendetta XSも452X換装モデルをメインモデルとして1年間展開することにしました。
 
2010.4.27
   
   
Carbon Matrixの総評
使いこんでいないので総評にはちょっと早いのは確かですが、現在私が置かれている物理的環境では限界なので気がついた点だけコメントしておきます。

構成しているカーボンのチューブ(?)の接点の塗装をはがさないと分からないのですが、単にエポキシで接着しているのではなく生地を焼結させて作っているような印象があります。

チューブもある部分では角型、ある部分では丸型とするなど負荷・ストレス等を計算して形状を決めているのだと考えられます。

最近出没してきたフルカーボンのリカーブボウハンドルなどは、カーボンシートをエポキシで固めた「飴細工」の印象が強いためカーボン素材の良いところを生かし切っていないと考えていますが、このCarbon Matrixはフルカーボンないしはそれに近いもののようで繰り返しくわえられるストレスによる変化はより小さくなると期待しています。

さて、3本のチューブの末端、つまり、リム受けの部分はパイプキャップのようなものをかぶせて接着しているようです。

 

面白いのはサイトウィンドウの切り込みの中央に「カーボンシートを使っていますよ」というように「のぞき窓」が作られていることです。

さて、窓の上下のねじは反対側でサイトマウントを留めるためのねじでハンドルを貫通した孔を両側から挟みこみサイトマウント用プレートを保持しています。

こちらはサイトマウント側、さすがにカーボンに直接タッピングは無理だったのでしょうが、ブッシュにせずにプレート保持にしたのはさすがです。

前述の通り、貫通孔を介して両方向から挟みこんでいますのでこの部分でのトラブルは少ないと思われます。

ただし、直接切削しているアロイ系ハンドルライザーと異なりこのプレートが垂直にセットされている保証はないので注意が必要だと思います。

さて、こちらはサイトウィンドウのカット面ですが、結構アールがきつく今回のように42mmのスコープを使用すると上側では右上でやや被ります。

そして問題がもう一つ、こちらの面は微妙にアールが付いているためか弓の垂直チェックの際に、この壁は使用できません。

通常、アロイ系のハンドルライザーではこの面が垂直に切削されているのがほとんどなので、面を利用して水準器で垂直確認をするのですが、このライザーでは無理なようです。

強度を維持するため。まっすぐなカットは出来なかったのだろうと思います。

今回は仕方なく、ストリングを垂直と仮定しサイトバーの垂直を出しました。

左の写真は、フェースサイドから見たハンドルの構造ですが、「逆S字」になっているのがわかると思います。

おそらく強度を出すためには、直線にできなかったため、前述のようにサイトウィンドウをまっすぐにカットできず、ウィンドウの視野もちょっと犠牲になっているのは仕方なかったのだと思います。

グリップ下からスタビライザープッシュ辺りもS字の張りだしが大きく、オフセットカウンターも制限がありました。

本当はカウンターバランス用のホールがあれば万全なのですが、強度的にこれも無理でしょう。

以上の要素を考えるとこれより短いコンパクトサイズのハンドルはなかなか登場してこないような気がします。

上記のような制限要素がさらにシビアになるためです。

考えすぎかも知れませんが、HOYTの新しいリカーブボウ・フォーミュラライザーの形状はフルカーボンハンドルに移行するための試作段階のような気もしています。

さて、今回苦労したのがレストの左右調整で、矢印の部分のケーブルガイドバーの保持構造のため、フォールディングタイプのレンチセットでは使用できませんでした。

今回使用したFUSEのファールアウェイレストの左右調整機構のストップねじ用のレンチは3/32インチものものですが、単品を持っている人はまれだと思います。

私の場合は仕方なく手持ちのハンドル付きボールレンチで斜めから締め込みをしましたが・・・


さて、土曜日に母校の射場で実射テストをしましたが弾道も低く、アロースピードは速いようです。

ただ、素材の密度によるものだと思いますが、私には軽すぎる感じがして、エイミング保持に結構苦労しました。

カムとリムのキャラクタも相まってここ数年なじんできたPSE系の、それも最近使用しているXF Vendettaのドローフィーリングの柔らかさと、「まったり感」に安住していたせいかかなり疲れる印象がありました。

まあ、この辺りはアーチャーの好みと相性の問題なのですが・・・・・
   
  2010.4.12
   
Carbon Matrixのたわみテスト

Carbon Matrixのハンドルライザーのたわみをチェックしてみました。

カーボン素材は繰り返し動作での変化が少なく弾力もアロイ素材よりあるはずなので、フルカーボンハンドルがその特性を生かさないはずはないと思いテストしてみました。

チェック箇所は2か所。

上の矢印部分はリムボルト位置、下のものはリムのサポート受け部分です。

たわみは、ライザー上下のそれぞれの位置に糸を張ることで行いました。

尚、このモデルはエクストラ・リフレックスライザーなのでストリングがブレースハイト位置にあるときに糸はもっとも張りが強く、フルドローでは大きく緩むはずです。

そのため、一旦フルドロー状態にし糸をテープで貼り止め、ブレースハイト位置まで引き戻してチェックというほうほうを取りました。

ということでテスト・・・・・

左の写真は、リムボルト位置に貼り込んで、ブレースハイト位置まで引き戻した際の糸の様子です。

写真ではわかりにくいのですが、計測してみると糸の中央が約2センチたるんでいました。

右はフルドローでの糸の様子、完全にまっすぐな状態です。

さて、同様のチェックをリムサポートの部分で実施しましたが、こちらはほとんど変化が見受けられませんでした。

今回のこのモデルはおそらく積極的にカーボン素材の弾力を生かした設計がなされているのだと思います。

ただ、最近登場したカーボンをエポキシで「飴細工」のように固めたリカーブボウ用のハンドルライザーは熱変化や経年変化は大きくメリットを生かし切れてはいないのではと考えています。

このCarbon Matrixでは形状のまま焼結させているのかどうかはわかりませんが、少なくともエポキシ樹脂で「飴細工」にはしていないようなのでかなり期待できます。

さて、同じ形状のアロイハンドルで同様のテストをしてみると素材による変化がわかるのですが、それは無理なのでいずれ機会を見て、手持ちのPSEのリフレックスライザーで同様のテストをしてみるつもりでいます。


同一条件ではないもののXF Vendettaのライザーでも同様のテストをしてみました。

Vendettaでもたわみは発生しますが、Carbon Matrixより小さいようです。

5mmのたわみでしたが、ライザーむの長さが異なる比較では意味がないので、とりあえず貼った糸の両端の長さとたわんで緩んだ量をパーセンテージ計算すると、Carbon Matrixで2.8%、Vendettaで1.1%でした。

  2010.4.9
   
ペーパーチューンとアロー初速
(Carbon Matrix)


Carbon Matrixの初期調整として、ペーパーチューンを行いました。

PSEのようにセンターマークがないのでとりあえずピボット位置をセンターとしてテスト。

ほんのわずか右ティアだったのでレストを右に1/2回転ほどずらしてシュートした結果1が2になりました。

PSEの場合にはメーカー指定のセンターマークがあるので、アローラインはそこに固定しヨークケーブルの片側ツイストという技を使えるのですが、HOYTの純正仕様ではヨークはフリーヨーク(分岐点を縛っていないため動く)ためその方法は使えないのでレストの左右で調整しました。

 

ペーパーは一応OKなので、アローはほぼまっすぐフライトしているものと考えアロースピードテストに移行。

アローはX-Force Vendettaで使っているものと全く同じもの。

Carbon One 600 26eay (AMO)
+110グレインポイント
+ピンインアウトノック。

総重量309.7グレイン(6.45gr/lbs)

F.O.C 13.80%

結果は、27インチ位置・平均で256fps(281Km/h)とVendettaとほとんど同じでした。

IBO初速はVendettaが330-322fps、Carbon Matrixが318fpsですからCarbon Matrixは大健闘といった処のようです。

ただし、Carbon Matrixの引き始めの固さ、フルドローでのバレーの幅が小さいせいか、「まったり」好みの私にはちょっときつい印象で体が疲れました。

PSEとHOYTでは少なくとも私の中ではドローフィーリングの面でPSEに軍配が上がります。

カムのサイズ、およびそれに伴うチルトの程度もありHOYTのほうがアローを荒らしにくいかもしれません。

しかし、スコア面はフィーリングのマッチ度、心理的要素などもあるので何とも言えません。

まあ、アーチャーの好みということになるのでしょうが・・・・

  2010.4.8
   
   
HOYT Carbon Matrix


カーボンハンドルライザーへの対応としてドローイングマシーンの改造をしている最中に、手配していたCarbo Matrixが到着しました。

仕様は27インチ50#。

入手目的は、フルカーボンハンドルライザーの構造と素材に興味があったためです。
アロイ系のライザーとのメリット/デメリット比較ができればと考えています。

さて、素材の密度の関係かカタログスペックの重量以上に「軽い!!」という印象です。

構造チェックは後にしてとりあえずリムボルトを1回転1/2インチゆるめて48ポンドに。
(メーカー出荷では53ポンドありました。)

レストはFuseのファールアウェイを装着。
お気に入りののコブラレストではテックハンドルがコードロープを邪魔をして装着でないのでこちらを選択しました。
ただ、ケーブルガイドアームが邪魔になって組み込み式のレンチセットではレスト左右調整用のストッパーねじが回せません。
Appleのハンドル付きレンチも同様です。

仕方なく、最近入手したヘッドが球状のボールレンチをつかって斜めからレンチを差し込んで対応。
いつもながらHOYTのこ辺りの設計の爪は甘いなあーと思いつつセット。

少なくともHOYTの純正扱いのFUSEのレストなのだからどちらかで対応しろよと思うのは私だけでしょうか?

さて、サイトはCBE+CBE42mmスコープ(3X)+1/4インチピープ。
冬眠中のXF HFのものを流用とも考えたのですが折角のセットアップを崩したくないので新品を下ろしました。

スタビはXF Vendettaと共用。
センターはSHREWSBURY CARBON WEAVE STABILIZER 24"+カスタムメイドのオフセットバー。

ただし、2個付けていたスタッガー式のショックアブソーバーはハンドルライザーの形状の関係で1個しか装着できないため、重量があるOmegaのほうを選択。

アローはAAでシミュレーションした結果Carbon One 600番26インチ。

Nono-XR 630(評価テスト中)もあるのですがやや柔らかいとのことなのでEASTONを選択。

さて、近射をやってみだ感想はちょっと硬質な印象で、良くも悪くもHOYTのCPキャラ。

特にセットアップからドローに移るプロセスの固さはリムの分厚さによるものだと思います。

薄いリムと大きいカムのPSEのドローフィーリングとは対極。

まあ、その分カムの首振りは小さくなるはずなのですが。

この辺りはアーチャーの好みですが・・・・・

ところで、テスト中にアンカーリング直前に異音が・・・・

最初はファールアウェイレストが鳴っているのかと思ったのですが、異音と振動はどうやら下方から伝わってくるようです。

調べてみたところ、下カムに組み合わせてあるモジュール(メーカー組み込み)のネジが完全に締めこんでいなかったためケーブルのトラックが途中でずれていました。

気がつかずにそのままシュートしていたら、ケーブル破断もあり得たのですがなんとか回避。

危ない所でした。

今回のセットはメーカーがこちらの指定にドローレングスをセットして送ってきたもので、間に入ってくれたディーラーさんも私も全くその部分に触れていません。

つまり、メーカーのアセンブル担当者のずさんなミスということです。

HOYTは以前からたまにこの手のちょんぼをしてくれるのですが、その傾向は変わっていないようです。

先日セットアップしたリカーブハンドルもリムの調整装置が塗装に食い込んでいてえらく苦労させられた経験もあります。

もっと昔には、到着したセットのポンド計測中に異様な揺れを感じ実際にドローするとギクシャク。
外見的には全く問題いのに異様。

仕方なくセットをばらしリムの剥離をチェック。
これも異常なしだったので、4本のスプリットリムのカット断面に記載してあるコード番号をチェックしても同じ番号が・・・

不思議に思いリムを触っているうちに1本だけ、微妙に分厚な感じです。
ノギスで測ったところ1本だけ厚いリムが紛れ込んでいました。

ドローイングでの異様な揺れはこのせいだったのです。

これはリムの製造仕分けの時に1本だけ別の厚さの(強さの)リムが紛れ込みそのままコーディング。

今度はアセンブリ部門が組み上げ時に見落とししたということなのだと思います。

しかし、ポンドばかりで計測すればわかりそうに思えるのですが、まあ機械計測だったら以上には気がつかないかもしれません。

ディーラーから購入する際も、箱のまま受け取らず、チェックしてもらうことをお勧めします。


話がそれてしまいましたが、この後ドローイングマシーンでハンドルのたわみ(歪みではない)具合のチェック、アロースピードの計測と、そして実射テストに移る予定でいます。

ラボとしてのCoatlHeadではHOYTも入手可能ですが、今のところ取り扱い・販売をする予定はありません。
 
  2010.4.8
   
ドローイングマシーンの改造(カーボンハンドルに対応)

最近、HOYTがCarbon MatrixというCP用カーボンハンドルを発表、リカーブボウでもヨーロッパ製は消滅してしまったようですが、Win & Win とSamickはカーボンハンドルライザーを販売ないしはリリースを発表しています。

カーボンという素材は丈夫で軽量、経年変化にも強いのですが、成形のためにエポキシを使っているため、熱による変化も大きいはずです。

消滅したヨーロッパ製やWin & Win製はカーボンをエポキシで接着成形したもののようですが、HOYTのCarbon Matrixはナマの素材から焼結されているような気がします。

これは、現物を確認してみないと何とも言えないのでサンプル手配したところ数日中に到着するようです。

さて、どのような組成にせよCarbonハンドルライザーはアロイ系よりもライザーそのもののたわみが大きくメーカーもそれを計算して作成しているはずです。

現物が到着したら、ハンドルのたわみ量も確認する必要があると考えているのですが、手持ちのドローイングマシーンはロアーピボットのアンバランス対策として、2点支持に改造してしまいました。

そのため、カーボンハンドルのたわみ量が正確に確認できなくなるはずなので、対策を考えました。

結局、ピボット保持で支えるのが一番という結論に達したのですが、せつかく2点支持に変更したものを戻すのも面白くありません。

そこで、丈夫なロープをループにして2点のサポートアームに回し、ソフトヨークの格好にしてピボットで支えることにしました。

文章にするとややこしいですが、要するに上の写真のような要領でチェックするつもりです。

ただ、センターピボットのリカーブボウではそれほど問題はナノのですが、ロアーピボットのぞではドローイングの際にずれて滑らないように注意が必要です。

 

  2010.4.6
   
   
続々・アーチェリー用シューズ


最終的にソールは2回盛り増ししフラット感覚はかなり改善されましたが、やや前重心好みの私としてはちょっとバランスがいまいちです。


これ以上靴底をいじるのは現実的ではないため、今度は靴の中で調整することに、色々と調べた結果、世に言う、「シークレットシューズ」のバリエーションである「シークレットソール」なるものを発見。

これは靴の内部、つまり、インソールに傾斜をつけたものです。

調べてみると1センチから4センチのものが入手できそうなので早速手配。

さて、実際に靴内部に敷いてみると、3センチ・4センチのものはセット可能でしたが、靴ひもが結びにくいうえ、安定性に欠けます。

そこで、対象を1センチ・2センチのものに限定してテストすることにしました。

結果はまたご報告ということで・・・・・・

2010.4.6

   
続・アーチェリー用シューズ
 

先日、特注で作成したシューズですが、ペースがサッカー用なのでアーチェリー用としては今一つバランスが不満です。

どうしても往年のミズノの感触が忘れられずにいます。

今回のものはソールが比較的フラットなのですが、つま先側がほんのわずかに反り返っています。

これだと肝心の親指に力がはいらないのでちょっと不安定な感じが否めません。

ということで改造することに・・・・・


そこで、先日ハンズで発見した靴底補修剤を利用することにしました。

この手のものは2-3種類販売されておりそれぞれ特徴がありそうなのですが、今回はAmazonでも入手可能な「シューズ ゴムラーくん」を手配。

写真のようにつま先部分をフラットに盛り上げました。

一応24時間硬化なのですが、先端はかなり厚く盛り上げたので48時間以上かけることにしました。

硬化途中で靴底パターンを加えようと思いましたが、急用が入ったため加工に理想的な硬さまで硬化したときに手を加えることができなかったので断念。

射場専用で使う予定なので、雨天などの滑りはあまり心配する必要が無いのでそのままで良いかとも思います。

まあ、必要になれば彫刻刀などで後加工すればよいことなので・・・

  2010.3.3


ご禁制品 ? (エレクトロニクス・ドット・サイト)

ご禁制品と言っても、法律に抵触するという意味ではありません。

日本で多くの競技者が参加しているFITAルールでは認められていないアイテムという意味です。

今回のご禁制品は、エレクトロニクスによるドット可変点灯タイプのサイト、「ドット・サイト」です。

お客さんのたっての希望により入荷・手配したのですが参考品として余分に1台取り寄せました。

とりあえず、手持ちのOmenに取り付けてみましたが、操作はちょっとややこしそうです。

まあ、使い方は注文主にお任せするとして、エイミングアイテムとしては なかなか興味深いものがあります。

写真では見づらいのですが、ドットの明るさは5段階あるようです。

上下のアラインメントの調整等々やることはいっぱいありそうです。

そもそもピープサイトは必要なのでしょうか?

現在のコンパウンドボウはフルセンターでエイミングするようにセットアップしてあるのでピープを使わないとするとストリングがドットに重なることになりせっかくの鮮明な視野を妨げてしまいます。


とまあ、現段階ではわからないことだらけです。

WEB上で実際に使用している画像を探して使用方法を考えることにしています。

 

 

2010.2.28


ペーパーチューンのやり直し

千代田体育館で実射テストに赴いたのですが、シュート直前にケーブルがストリングストッパーのバーにわずかですが接触しているのを発見しました。

ケーブルガイドノオフセット量をミニマムにと調整したときによりすぎて、接触したもののようです。
ごく軽い接触なので短期的には問題ないかもしれませんが、長い間に磨滅して切断したりすると一大事です。

ストリングは切れてもカムが回転するだけで、ケーブルが受け止めてくれるため弓へのダメージは最小で済みますが、ケーブルの切断は片掛りとなるためリムの破損・カムやハンドルの変形の原因にもなりかねません。

ということでオフセット量を増し戻したのですが、アローがやや左にグループします。
せっかく合わせたカムのチルトがケーブルガイドノオフセット量の変更で、変わってしまったようです。

ということで、自宅兼仕事場に戻りペーパーチューンのやり直しを・・・・・

今回はミニマム調整なので、レストは固定のまま、ヨークケーブルの可変によるカムのチルト量の変更で対応することにしました。

上図の赤字がそのステップです。
1-3までは右側のヨークを少しずつ巻きまししていった結果で2回転半で3のような「ベンツマーク」になりました。

せっかくなのでドローストッパーとモジュールの位置をわざと1/2インチずらしてみると、赤字3のカットが青字4のようになってしまいます。

やはり、荒れが起きやすいようです。

そこで、ドローストッパーとモジュール位置をもとにもどすと青字5になります。


続きは距離で実射しながらチェックと補正ということですが、次回は3/7(日)の母校の春合宿でということになりそうです。
  2010.2.21
   

ペーパーチューン


X-Force Vendetta XSのチューニングを開始しましたが、予備のペーパーチューンの段階でちょっと躓きました。

シューティングマシーンでやっても、実射でやってもテイルレフト、つまりレストが左過ぎのパターンです。
PSEのモデルにはここ数年センターラインマーカーがハンドルに刻印してあり、スペーサー等の組み合わせもここを中心にセットされています。

もちろん、最終チューニングでレストの左右がずれることはありうるのですがリファレンス位置がずれているのはあまり気持ちの良いものではありません。

もちろん、レストを右にずらすとペーパーでは「ベンツマーク」にはなるのですが、実際の距離では当たり前のように右にヒットします。
スコープで合わせる方法もあるのですが、私の場合42mmの大口径スコープを使用しているので視野が欠けてしまいあまり好ましくありません。

色々考えた末、まずはフルドローでのティラーチェック。
ティラーバランスでペーパーがうまく抜けないことがあるのはOneidaで経験済です。

上下のカム軸に糸を張りフルドローでチェック。
上下ゼロでこれは問題なし。

次はカムのチルトですが、視認ではほぼまっすぐでしたが、水準器を使用してチェックするとやや右に傾きすぎか・・・・
そこで、右側のヨークを1回転巻き戻ししてみましたが、水準器の遊びの関係で差はあまり分かりません。

とりあえずペーパーでテストしてみると、若干緩和されています。
そこで、さらに1回転巻き戻してペーパーに移ると左右はぴったり、若干縦方向に狂いがあるのでレストのアップ率を変更して見事「ベンツマーク」になりました。
(Vendettaは軸間距離が短いせいでしょうか?想定していたよりノッキングポイントが高くなりました。)

さて、ペーパーチューンの結果はあくまでスタート位置なので、距離実射のグルーピングチェックと補正でどのように変化するかはわかりません。
今度の土曜日から距離実射テストに移行する予定でいます。

  2010.2.10
   

うれしいニュース


2月6日に行われた東京インドアオープンで、私が所属する千代田区アーチェリー協会のCPメンバーが団体戦で準優勝したとの連絡をいただきました。

また、第10回全日本学生室内アーチェリー個人選手権大会で母校・明治大学の4年生K君がファイナルを制して優勝したとのこと。

K君はCP転向してから9カ月でこの快挙でした。

転向したばかりの時は弓のセッティングには問題がなかったのに射が荒削りでスコープレンズが飛び出してしまうような状態だったのですが、最近シュートが安定し始め弦音も良くなり発射音も静かになっていました。

少しでもかかわりを持っているアーチャーが活躍しているニュースはうれしいものですね。

 


後日談:
写真の女性はフランスから来日して千代田ア協に所属して活動中のエレーヌさんなのですが、実は旭川の女性トップアーチャーHさんとフランスで開催されたインドア選手権で同的だったことが判明しました。
縁は異なものですね。  2010.2.10

  2010.2.9

続・ディレイタイプのリリーサー


数人の利用者からアドバイスをいただきました。

Carter Attractionのトリガーを一旦プッシュした後に発射せずに安全に引き戻すには、トリガーから指を取り外した後に写真のレバー(Re-Cocking Lever)を押したまま戻せば発射しないとのことです。

付属の取扱説明書(右の写真)の網掛け部分がその方法の説明だったようです。

このリリーサーは3パターンほど設定モードがあるらしく、セットを間違えると暴発の可能性と危険があるのは事実です。

調整の際にはロープでダミーテストをするなどの安全対策は必須だと思います。
 




英語力のなさを痛感しました・・・・
 
  2010.2.9


プリウスのブレーキトラブルに関連して(ディレイタイプのリリーサー)


トヨタ・プリウスのブレーキトラブルがクローズアップされていますが、ニュースによるとブレーキコントロールの制御ソフトのタイミングが遅すぎたらしくプログラムを補正しているとのこと。

このページは、自動車には関係ないのですが、最近トラブルが発生したというリリーサーを2回預かり検証ないしは検証中なのですが、ちょっと類似した点があるのでアップしました。

以下は、全くの個人的分析であり私がメーカーが意図した設計を正しく理解できている保証もないことを予めお断りしておきます。

問題のリリーサーはCarter のAttraction で最初のトラブルはドローイング途中暴発することがあるというもの。

このリリーサーは(色々とパターンが調整できるらしい)トリガーを押しただけでは発射せず、ウォールに当たるように強くひきこむとリリースするというものです。

預かったものをロープで試したり、ドローイングマシーンで計測しながら70ポンドまで負荷をかけたりしてみましたが、症状を再現できませんでした。

しかし、ドローイングマシーンでテストを繰り返しているうちに、ある可能性に気がつきました。

 

このリリーサーは一旦ジョーをロックすると、トリガーを押しただけではリリースできないので、シュートを中止したりした場合ロックを解除できません。
そのため、従来のようなクローズジョーだとループからジョーを取り外せません。
(ジョーのロックを外すためにはある程度テンションが必要となります)

そのためか、ジョーをオープンジョー(左の写真のようにジョーとリリーサーの間に隙間がある)にしてループの取り外しや、かけ直しをしやすいようにしています。

可能性とは、オープンジョーのため、ドローイング中に取りかけ角度が限界点を超えるとこの隙間からループが抜け出し、発射してしまうというものです。

この件は可能性の指摘だけして終了しましたが、そのご依頼主からなんの連絡もないのでその後は問題が発生していないのだと思います。

 

もう一件はちょっと厄介です。

こちらはフルドロー時にトリガーを一旦押した後で、トリガーにかけるテンションを解除してから発射を中止し引き戻そうとすると暴発することがあるというものです。

実射では危ないので、ロープで試してみるとトリガーを押したままテンションをかけ続けるとジョーのロックが外れリリースします。

これは、通常の状態。

次に、約1秒トリガーを押したのち、トリガーへのプレッシャーをやめるとテンションを増しても発射されません。

こんどは、約2秒トリガーを押したのち同じくトリガーを押さない状態にしてテンションをかけるとトリガーから指が離れているにも関わらずリリース。


最後のパターンが、トラブルとしてピックアップされた症状なのだと思います。

メーカーのページや、付属の取扱説明書にはこの辺りの記述はなくなんとも判断できません。

というのは、メーカーが意図した動作・使用方法が最後のパターンである可能性があるからです。

つまり、

トリガーを押すと発射態勢になりますのでリリースしたければテンションをかけてください

の可能性が大きいからです。

つまり、トヨタ・プリウスがプレーキ制御にディレイを組み込み急停車を緩和しようと意図してプログラムしたのと同様、このリリーサーではトリガーが押されれば発射OKの命令が実行されてしまうということなのかもしれません。

その猶予が現在のセッティンクでは約2秒ということなのだと思います。(調整で変わるのかもしれませんが)

とすれば、一旦トリガーを押してしまったらキャンセルはできないということになります。

これは、ターゲットパニックや予測行動(ピクリ反応等々)に苦しんでいるアーチャーのためのディレイシステムなのでしょうが、同時に危険性も抱え込んでいることになります。

以上の検証における動作はメーカーが意図したものかどうかは現時点で判明していませんのでくどいようですがご承知おきください。

大昔、カーターが電動リリーサーを販売していたことがありました。
これには3つのモードがあり、ダイレクト(トリガーに触った瞬間リリース)、ディレイ(トリガーを触れてからある程度タイムラグがあり発射)、そしてランダム(トリガーを触れたらいつ発射するかわからない)で、ディレイ、ランダムはターゲットパニック気味のアーチャーのためのモードだったのだと思います。

ここ数年のカーターのリリーサーの作り方をみているとターゲットパニック気味のアーチャーのための工夫、例えば極端に重いトリガー、そして負荷テンション(最近のウォールがはっきりしたモデル用)でリリースするなど、トリガーを押してからの発射までにディレイを組み込んだ製品が増えてきたようです。

それだけ、ターゲットパニックに苦しんでいるアーチャーが多いということなのでしょうか?

ここからは蛇足ですが、私個人の好みはダイレクトタイプで愛用のリリーサーも最も反応が速くシャープなSTANのトリガータイプSX-2クアトロあるいは反応がダイレクトなScottのカリパーを使っています。

ディレイが組み込まれると発射までのタイムラグの間に我慢できず不要な動作(エイミングのずれ修正等々)をやりかねないからです。


尚、私のラボでは、ディレイタイプのリリーサーは上記トラブルの可能性が大きいことを予測し原則として取り扱っておりません。

  2010.2.4

続・アーチェリーシューズ


1/21にオーダーをかけてあったNikeのカムタムシューズが到着しました。


なんと2週間足らずで到着です。

前回アップしたように安全を取っていつもの25.5でなく26センチ(USサイズで8インチ)を注文してあったですが予測通り「ばんびろ」な私にはややきつめの印象。

ソックスの複数履きは必要なさそうです。

もし、オーダーをかけようと考えられている方がいらっしゃれば、若干大きめを選択したほうが方がよさそうな気がします。

ソールはアーチェリーシューズ程ではないもののかなりフラットな印象、少なくともウォーキングシューズよりは安定感がありそうです。

今日の午後の散歩でちょっと慣らしをして、13日に母校の八幡山グランドでデビューの予定です。

履くときはややきついかなと思ったのですが、実際に履いて1時間ほど虎太郎と散歩をしてみるとそれほど違和感はありませんでした。

ただ、次回オーダーをかけるときは更に一回り大きいサイズでもよさそうです。
2010.2.3
   
   


X-Force Vendetta XSのチューニング


装着しているセンタースタビライザーは現在テスト中の
SHREWSBURY CARBON WEAVE STABILIZER 24"です。

Vendetta-XS用として外部依頼していたCarbon One600番アローが完成しました。

そこで本格的チューニングを開始しました。

まずはドローレングスの見直しから始めたのですが、カムのドローストッパーおよびドローレングス調整用のインナーカムを見ていて面白いことに気が付きました。

以前ご紹介したとおりVendetta XSに装着されているL6カムのアッパーには、可変のストッパー等は組み込まれていません。つまり、調整の余地はないのですが、ロアーカムには2か所の調整部分があります。

 

こちらはロアーカムに組み込まれているドローストッパーで7インチの調整幅があります。

Vendetta XSでは24.1/2"から30.1/2"までのドローレングスを1/2インチ刻みのホールにストッパーを取り付けることで調整出来ます。

(写真は26.1/2インチのセット)

こちらはカムの動作を左右するドローレングス調整用のインナーカムです。

こちらはホールによるデジタルセットではなく、2本のねじロックによるフリーストップです。

当初なぜこうなっているのか不思議に思っていましたが、色々と試しているうちに、ドロー範囲ははストッパーで固定されますが、どろーFXはこちらで可変調整できることに気が付きました。


つもり、私の場合であればドローストッパーは一番しっくり行く26.1/2インチにセットしておき、インナーカムの位置を26インチにすると結果として、バレーが広いセッティングが可能になるはずです。

事実、やってみるとかなり奥行き感が出ます。

図にすると右のようになるはずです。

さて、アンカーリングからエイミングに至る動作プロセスでのコントロール性から行くと、下のようにバレーが広いほうが少なくとも私にとっては心地よい感じがします。

しかし、バレーがあまり広い(長い)とアローが発射される瞬間に動揺しやすくなり的中に不利になり、パワーストロークが同じでもfxによる蓄積エネルギーには差が出るはずです。

最終的な影響は実射による、グルーピングパターンで判断するしかないのですが、ドローストッパーとドローセットにギャップを作った場合のパワーロスを調べてみました。

ピークウェイトは48ポンド。

アローは

Carbon One 600 26eay (AMO)
+110グレインポイント
+ピンインアウトノック。

総重量309.7グレイン(6.45gr/lbs)

F.O.C 13.80%


ドローイングセットによる初速比較
ドローレングス 初速(27インチ位置)
25" 243fps 266.6Km/h
25.1/2" 250fps 274.3km/h
26" 251fps 275.4km/h
26.1/2" 256fps 281.0km/h
27" 258fps 283.1km/h
ドローストッパー26.1/2インチ固定

考えてみればドローセットが長いほうが蓄積エネルギーは大きいのが当たり前なので結果は当然なのですが、さすがにドローセットとストッパーのギャップが1インチ1/2まで行くと極端に矢速は落ちるようです。

根拠はないのですが、1インチギャップが限界のような気がします。
この先は実射で試してみるつもりでいます。
  2010.2.1
   
   
アーチェリー用シューズ


夏場はソールが平らな「スポーツサンダル」を愛用しているのですが全日ルールでは禁止されていて残念。

もっとも、公式試合には出場しないので関係ないのですが・・・・

母校の射場などでは「スポーツサンダル」を愛用していますが、神経質な射場ではいやな顔をされるか追い出される可能性もあります。

FITAルールでは規定はなかったと思うので全日ア連傘下団体の靴も含めた服装規定はおかしいのではと個人的には思うのですが・・・

弓の名手ヘラクレス始め、ギリシア・ローマのアーチャーは皆サンダル履きなのに。

これは蛇足です・・・


a-chery.comさんに掲載されていた記事を見て私も
オーダーをしてみました。

昔はミズノのアーチェリーシューズが気に入っていて愛用していましたが、かなり前に廃版になり長い間代わりのものを探していました。

なるべくフラットソールのものをと探していたのですが、なかなか良いものは見当たりません。

射撃専用シューズも仲間からもらったりしていたのですが、シュートには良いのですが矢取りの歩行には向かず断念しました。

ネットでぺレッタのシューティングシューズ見つけたり、昔アウトドア通販で販売していたことがあるSWATシューズなども探してみたのですが、製造中止等で入手困難に・・・

一時期、アシックスのアーチェリーシューズも再発売されたりしていたのですがいつの間にかなくなっていました。

もっとも、アシックスのものはスリムすぎて3E以上が必要な「ばんびろ足」の私には合わないのでどちらにしても選択から除外になりますが・・・・

 

今回のものはNIKEのサッカーシューズがベースなのですが、以前使っていたNIKE製シューズから考えてなんとか足に合いそうだし、ソールも比較的平らに見えます。

念のため、1まわり大き目の26センチ(USサイズ8号)でオーダー、もし大きければソックスの重ね履きで対応すれば済むはずです。


さて、デザインは自由なので、今回は2010年モデルとして写真のようなカラーバリエーションでオーダーしてみました。

ベースカラーは私好みの「ダークネイビー」、サイト等は愛犬・虎太郎と虎太郎のハーネス・首輪のイメージでブラックとレッド、サイドのIDは私のところのチューニングブランド"Ehecatl"、マスコットは血統証名「一狼号」である虎太郎にあやかって「ウルフ」を選択してみました。

まあ遊びに近いものですが、たまにはこだわってみました。

到着まで4-6週間かかるそうなのですが楽しみにしています。
  2010.1.22
   


デジタルスパインテスター

昨年秋口にオーダーしてあったデジタルスパインテスターが到着しました。

当初EASTONのアナログダイヤルメーターをデジタルに変更するつもりで動いていたのですが、度量法と輸出規制の関係で国内調達きず断念していたのですが、海外通販で発見。

価格もデジタルダイヤルゲージの単体価格より安価でスパインテスター全部の価格で35,000円クラスでした。

ちなみにこれはドイツ製でBearpaw社製ですが米国経由で輸入したものです。

デジタル表示なので見やすく使いやすそうですし想定していたよりもコンパクトです。

ところで、今回2台仕入れたのですが、両方ともスイッチを押しても起動・動作しません。

ちょっと動揺気味に、マニュアルをチェックしましたが特に記載なし・・・・

もしかして2台ともバッテリーがあがっているのではと思いいたりコンビニで電池を購入することに。

マニュアル内で電池はVerta (ドイツ製)指定、電池ケースがスパイン負荷用のスライダーに組み込まれているため、電池の重さが計測に影響があるとのこと。

しかし、ネットで調べてみたところ、このメーカーの角型9Vて電池は日本に輸入されていません。

まずは、新しい電池を購入し動作を確認するのが優先ということでやってみたところ、無事起動しました。

その後、入手したPanasonicの電池の重さを測ってみるとちょうどVertaのものより2グラム軽かったためスライダー部分に1円玉2枚を貼付し重さの補正をしました。

コンビニで購入したほうが重くなくて良かった、やれやれ・・・・・

下の写真は手持ちのアナログスパインテスターです。

EASTON製 30年位前に160,000円近くしました。

RAM Products 製のローコスト簡易タイプの
スパインテスター(メーターはアナログ)。
 
2010.1.20

クロスボウ(ボーガン)アローとアーチェリーアロー

 

調査捕鯨船とシーシェパードの船舶が追突し、漂流物を回収したという記事でボーガン用の殺傷能力がある矢が4本発見されたという記事が配信されていました。

新聞掲載の写真(日本鯨類研究所提供)は著作権の問題もありここには表示できませんが、見るところボーガン用のアローではなく、通常のアーチェリーアローのようです。

    念のため  写真入り記事にリンクしておきます。 記事の期限はわかりませんのであしからず。

さて、後々混乱するといけないので研究所にメールを送っておいたのですが、現時点で反応なしです。

内容は以下の通りです。

「ボーガンの矢」に関してですが画像が鮮明でないのではっきりとは断言できませんが、ボーガン(洋弓銃)用の矢ではないような気がします。

 ボーガン用としては長さ(アローレングス)が長すぎること。

ストリングに押されるテイル部が一般のボーガンで使用されるムーンノックまたはフラットノックではなく通常のアーチェリー競技用のノック(日本語で筈)になっています。

ノックを使用したボーガン用アロー(通常ボルトといわれる)は皆無ではありませんが、かなり限定されます

また、ポイント(矢じり)もいわゆるハンティング用ではなく、フィールドアーチェリーに使用されるRPSインサートタイプのポイントのようです。アローのカラー等から考えてローコストの使い捨てクラスのハンティングアローではあってもボーガン用アローではないような気がします。

このあたりは正確に検証しないと後日ややこしいことになると思いますので余計なこととは思いましたがご連絡差し上げました。

 
ネットで関連記事をサーチしたところ長さは80センチ前後ということは31インチ、ボーガンではありえない長さでおそらくローコストの出来あいのハンティングアローのフルレングスでしょう。
画像から判断してノックはユニブッシュ+Gノックのようで、ポイントはRPSタイプにプリット型のフィールドポイント(あまりグレイン数が高くなさそう)で確かに殺傷能力はありますが、ブロードヘッドがついたハンティング仕様ではなかったようです。

下の画像は上からクロスボウ(いわゆるボーガン)アローのノックタイプ(Bear Devastator Crossbow用)、<
2段目が最近の典型的クロスボウアロー(Boltという)でテイル部分はフラットタイプ、そして一番下は典型的なハンティング用アローです。

問題のアローはノックタイプ、ポイントはRPS+プリット型インサートポイントで長さが80センチですから一番下のタイプのようですからコンパウンドボウないしはロングボウ・リカーブボウようだと思います。

シャフトカラーがレッドでしたので、大昔EASTONが販売していた使い捨てハンティングアローか韓国製アルミアローだと思われます。


ここで一つ、蛇足ですがボーガンないしはボウガンは登録商標のはずなので新聞の記事での表現はまずいはずです。
正確にはクロスボウと表記しなければ特定のメーカーの商品を名指ししていることになってしまいます。

類似した例として、アクアラングとスキューバーダイビングがあり前者が登録商標です。
2010.1.10


ショップとラボあるいはプロショップ


2000年5月よりネットによるアーチェリー用品の取り扱いを開始しました。

もちろんビジネスとして開設した以上、収益を上げなくてはならないのですが昨今の暴発事故やアーチェリーを凶器として使用した事件などもあり、販売方法も再検討に入りました。

実はGenesisボウを利用したコンパウンドボウ・ビギナーズスクールも計画していたのですが、全日本アーチェリー連盟の安全講習会や方針がはっきりするまで休止することにしました。

FITAや全日本アーチェリー連盟や参加団体、に加入していなくてもアーチェリーは楽しめるのですが、今回のケースを踏まえ、とりあえず、当面の間、準拠した活動をすることにしました。

販売対象者や製品を限定してしまうのはビジネス上はきついのですが、将来も踏まえリスクを回避することにしました。

もともと、指向しているのは「ショッピングバスケット」で販売するようないわゆる「販売ショップ」ではなく個別対応のプロショプ(イメージとしてはかつてはやったバイク関係のカスタムモトショップ)だったので、製品は自分でテストないしは準じた検証をし、安全性とメンテナンスを確実にできるものしか販売してこなかったつもりですが、今後さらにその部分を強調することになると思います。

そう、もちろん「販売ショップ」ではなく「プロショップ」・・・・というよりも「研究所・ラボ」に近い性格のものにしてゆくつもりでいます。

ラボとしての活動には資金が必要なためショップ部門は継続しますが、販売対象者・商品はかなり限定的なものになりますのでご理解いただければと考えています。

*昨年テストしたX-Force Omenですが日本人の体力と指向している競技の内容を考えリスクや事故を引き起こす要因となりかねないと考え販売を断念することにしました。

2010年はChaosとX- Force Vendetta XSを中心として活動してゆく予定です。

   
  2010.1.3
   

UF-CAMとL6-CAM

X-Force Omen vs Vendetta XSのドローフィーリングについては前述の通りなのですが、そのキャラクターを説明するには正確なFXグラフを作成すればよいのですが、ポンド秤の精度もありなかなかうまくゆきません。

ただし、今回の2機種に関してはカム形状を比較したほうが説明しやすいと考え画像化してみました。(あまりきれいな画像でなく申し訳ありませんが)

上がOMENに装着されているUF-CAM (Ultra Fast CAM)で右側がアッパー、左側がロアーです。

下はVendetta XS用のL6-CAMで同じく右がアッパー、左がロアーです。
 

UF-CAM
L6-CAM

形状を見ていただくと一目瞭然なのですがUFカムはかなり角ばった形状をしており、初速を出すために可能な限りピークを維持しようという意図で設計されているのがわかると思います。

一方のL6カムでは、かなり円形に近い形状をしており、上カムに至ってはコントロールケーブルの中継点がなければワンカム用の円形プーリーと見間違えそうです。(ドローストッパーも省略されています。)
これがVendettaのマイルド感に貢献しているのだと思いますし、フィーリングはワンカムに近いマイルドさを、そして矢速はハード系ハイブリットのイメージでという設計コンセプトのようです。

両者ともハイブリットカム(1.5カム・ワンカムと2カムの中間的キャラクター)なのですが、UF-カムは2カムの、L6カムはワンカムのDNAが色濃い存在といえると思います。

ところで、2機種ともリムに刻印してある№を確認すると13番が装着されており50#クラスのモデルとしてはかなり部が厚くなっています。
これはストリングカムとケーブルカムのサイズ対比がかなり大きく(自動車でいうギア比が大きい)なっているせいだと思います。

  2009.12.21


X-Force Vendetta XS

残りのもう1本、X-Force Vendetta XSをセットアップしてみました。

ポンド数はOmenと同様リムボルト1回転1/2緩めて46ポンドに設定。

こちらのモデルはL6カムという24.1/2-30.1/2までをインナーカムの位置の変更で対応可能なカムが装着されています。

ブレースハイトは6-1./2"とやや高めで公称330fpsのモデル。

過激なOmenよりはソフトな感触が期待できます。

ということで組み上げました。


写真は26.21/2インチのセッティングポジション

初速はOmenに使用したのと全く同じFMJ510 25.1/2インチ(AMO)で測定。

353.1グレインアロー(7.68gr/Lbs)で26インチ位置測定で240fps(時速263.35Km/h)でした。

フィーリングはOmenのUFカムと比較してかなりソフトな印象。
とはいえ、やはりハイスピード系カムなのでアンカー直前のきつさは皆無ではありません。

愛用しているX-Force6 のHFカムと同様かややハードといったところでしょうか。

こちらはドローレングスの幅、マイルドさから考えて日本人向きとはいえやはりターゲットモデルではないので、使いこなしにそれなりの訓練が必要です。

ということで来年の主力モデルはChaosXF Vendetta XSということになりそうです。

  2009.12.20
   
   

X-Force Omen


2本到着したうちのOMENをセットアップしてみました。


カムはドローレングスに合わせて特化したもので私のリーチに合わせて26インチのものを手配してありました。

レストとサイト(他のセットから移植したがハンドル経常が全く同じなので調整不要)を取り付けまずはポンド数測定。

セットとしては50#のものですが、メーカー出荷のままでは52#。
(リムを使用しているうちにある程度ポンドが落ちるのを計算して2#上乗せぐらいでメーカーは出荷してきます。)

今の私が使用するにはきついのでリムボルトを緩めてポンドダウン。
正確に2回転緩めたところで計測したら43ポンド。
ケーブルとストリングのテンションバランスを考えると10%以上落としたくないので1/2回転戻して46ポンド。
これが下限だと思います。

アローはFMJ510 25.1/2インチ(AMO)、とりあえずシューティングマシーンで初速チェック。

353.1グレインアロー(7.68gr/Lbs)で26インチ位置測定で255fps(時速279Km/h)でした。

さて、実射してみると「コン」という弦音で今までのモデルとはちょっと異なった個性的な音でした。
メーカー出荷状態のままでシュートしているとスコープが前のめりに回転してしまっています。
そこで、カムバランスをチェック、結局コントロールケーブルを1回転調整し解決。

ところで、今回のモデルはドローレングス特定なのでカムの傾きもメーカー出荷時点でフルドローできっちりと垂直にセットされていました。

私は以前からフルドローでカムが直立するポジションをリファレンスとして推奨してきたのですがメーカーも同様の発想のようです。


通常は28インチセットで出荷されるため26インチではカムが左に寝たままなのですが26インチ特定なのでメーカー側でぴったりと垂直になるようにヨークを調整・出荷しているようです。

さて、千代田で実射(10m)をしましたが、6射でギブアップ。

ポンド数そのものはさほどきつくは感じないのですが、アンカー直前までピークが残っている感じで手のひらが顔に触れる位の段階から「根性」が必要です。

そういえばドローイングマシーンで引いた時も前述の位置辺りでレストとアローの接触点で「ぎしぎし」という異音がしていました。

いままでのFXのモデルならとっくにレットオフを開始しているところでもピークの状態でしかもドローイングによるストリングの角度変化が原因だと思います。
 
 

ノックセットの間隔を少し開け気味にしてノックにストレスがかかりにくくする必要があるかもしれません。

というわけですっかり疲れ果ててしまいました。

矢速は圧倒的ですが・・・・

これでターゲット試合をしたら暴発は保証付きのイメージです。

横で見ていた、千代田の会員も同様の感想を持ったようで「アンカー直前がきつそうですね」だそうです。

ドローレングスがぴったりの私でこれですから一般に多いオーバードロー気味のアーチャーが使用すると危険が大きいと思いますのでちょっと商品として販売するのを躊躇し始めています。

希望はもう1本のXF Vendetta XSですが、たぶん似通ったイメージなのだと思います。

どちらも貫通力、初速優先のバリバリのハンティングボウですから・・・・

ところで、UFカムには上下にストッパー用ホールが作られていて下記のように4パターンの組み合わせでカムのフィーリングを調整可能です。

尚、上記テストは2-2(メーカー出荷の状態)で行っています。

  2009.12.20
   

2009年総括 その-1


暴発事故を防止するには

2009年は不幸な事件や事故が発生し、くらい雰囲気の中で過ぎ去ろうとしていますが、前述の人為的事件はアーチェリー協会がいくら動いても最終的には人間性と教育の問題なので防止しようもないのが現実だと思います。

さて、後者の事故の方(射場外への射ち込みやオーバー・ザ・トップ・暴発)はここ数年(以前にもあったという話は聞いてはいますが)特に数が増加してきたようです。

コンパウンドボウアーチャーが増加したからという言い方もされていますが、事故を起こしたのはビギナーではなくベテランが数多くいたという事実はどのように考えたらよいのでしょうか?

ひとつ考えられるのが、最新のコンパウンドボウの多くが初速優先のいわゆるハンティング/3D競技用のモデルであることです。

純粋なターゲット用は販売ボリュームの問題でメーカーのラインアップにはほとんど見当たらないかあっても日本人に使える仕様ではありません。

例えば私のところで取り扱っているPSE Money Makerはドローレングス27インチからなのでリーチ(アームスパン)176センチの私では26.1/4インチあたりが限界なのでちょっときついのです。

リーチ176センチは体型バランスがスクエア(身長=リーチ)の人で176センチ以上の身長ということですから27インチのドローレングスを使用するためには身長179センチ近い体格が必要ということになります。

これらのモデルはハードカムで例外なくfx曲線の頂点部分をフラットにしアンカー直前までそのピークを維持するように設計される傾向が強くなっています。

つまり、少しでも緩むと的方向に引きずられ易くなっていることを意味します。
その上、日本人にありがちなドローレングスコンプレックスにより、本来のドローレングスより長いセッティングにする傾向がいまだに多いこともそれを助長していると思います。

例えば1インチオーバードローしているとすると緩みが生じたとき、fx曲線の下り坂部分に適正なポジションでアンカーしている時よりも早く到達するため、筋肉がもっともコントロールしやすい力が維持できる部分を超えてしまうため急激に引きずられた結果、無理に抑えようとしトリガーに触れてしまったりバックテンションリリーサーでは角度を維持できなくなってしまった結果暴発したのではないでしょうか?

暴発を防ぐためには、ハード系ではなくソフト系のカムを装着したモデルを選び、ドローレングスもエイミング時に引きずられないように正確に設定する必要があるのではないでしょうか?

下記グラフの青矢印はバレー、赤矢印は1インチ的側に戻った際のポンド数位置を表しています。

   
    ☆ファールアウェイレストが使えない


ここ数年、良いシュートスルーレストがないのとアローのレストダウンを防止する見地からファールアウェイレストを勧めてきました。

しかし、ファールアウェイレストもいくつが問題点が見えてきました。

レストアームのタイミングはチューニングの一環なので問題ではなく、まず第一が雨天での使用です。
私自身は母親の介護もありアウトドアで練習する機会も少なく、雨天でのシュートもほとんど経験していなかったのですが、お客様でかなり強い雨降りの時に使用していてレストアームが持ち上がらなくなったという例がありました。

これはレストの軸受と軸の部分に水滴が入り込み被膜が出来て抵抗になりアームが持ち上がらなくなったというものなのですが、これを防止するにはシュートしない待機の時には軸受周りに防水カバーをかぶせておく等の処置が必要です。

(これはサイトでも同じ現象が起きており同様の対応が必要だと思います)

さて、もうひとつの問題とはシュート時にレストアームがさがってしまい、的でアローがダウンヒットしてしまうというものです。

この現象はケーブルガイドがローラータイプ(最近のMathewsBowtechなどがそれ)のモデルで多く発生するようで、ドローイングマシーンでチェックしてみると、ドローをほんの少し緩めただけでも、レストアームは下がってしまいました。

一方、樹脂製スライダーを使用したモデル(PSEやHOYT)でチェックしてみるとスライダー部分である程度融通が効くらしく顕著なレストアームの下がりは確認できませんでした。

つまり、スライダータイプでは「ファジー」な部分があるためアームの高さにそれほど影響を及ぼさないのだと思います。

一方のローラータイプは反応がシャープなため、少しでも緩む癖があるアーチャーには致命的な影響を与えるようです。

もちろん、緩んだり引きずられてシュートしなければ問題はないのですが・・・・・

これは、ケーブルガイドとしてとどちらの性能が良いかではなく使いこなしの問題だと思います。

少なくともメーカーは緩んでシュートすることを前提に弓を設計はしていないはずなので。

各メーカーそれぞれのコンセプトに従って様々なアイデアを盛り込んでいるのですが、シューティングマシーンで射るのでないかぎりどこかに「遊び」や「含み」といったファジーな部分が必要なようです。

ところで、PSE X-Force OMENのUFカムのインストラクションに Draw Board (ドローイングジグ)でのチューニングはお勧めできない旨の注意書きがありました。

アーチャー個々のグリップのプレッシャーポイントをDraw Boardでは反映されないというのがその理由のようなのですが、最終的にはその通りだと思いますが、私のところでは少なくとも出荷時点ではドローイングジグでバランス調整をしてお客様にお渡しし、その後はチューニングプロセスで調整していただいており今後もその方式は継続するつもりです。

ドローイングマシーン(シューティングマシーン)での調整はニュートラルな状態でシュートしたときにもっとも良い結果が出るようにする唯一の方法であると考えているからです。
  2009.12.16
   

X Force Omen・Vendetta XS

サンプル発注をかけてあったPSE X Forceシリーズの2機種、OmenとVendetta XSが到着しました。

OMENはUF(Ultra Fast)カムを装着した最高速モデルでブレースハイトが5.1/2インチという過激なもの、日本人にありがちなインショルダータイプのフォームのアーチャーは標準装備であるBackStopがなければ間違いなく押手を削られます。

今回入荷したのは私のドローレングスに合わせた26インチ仕様のものでカムは26インチ専用のようです。
まだ、メーカーが詳細スペックを発表していませんが、ストリングやケーブルの長さもカム(ドローレングス)の違いによって異なるかも知れません。

PSEよりストリング/ケーブルチャートを入手してもらったところどのドローレングスでもストリング/ケーブルのサイズは異ならないようです。

こちらはIBOでレットオフ70%で366-358Fps初速です。

一方のVendetta はXLとXSの2機種がありXLはドローレングス26.1/2-32.1/2、XSは24.1/2-30.1/2インチのドローレングス対応です。


リーチ(アームスパン)176センチの私にはどちらも使えるモデルなのですが日本での一般性を考えXSを取り寄せました。

XSは軸間29.1/2インチという短いモデルなのでサイドバー等によるローリング対策は必要だと思います。

こちらのL6カム(6インチ調整の意味)は、内蔵モジュールの位置変更で6インチの近射でドローイング調整(単位は1/2インチ刻み)可能です。

価格は未定ですが、OMENのほうがストリングにスペシャルバージョンのBest String製ストリングおよびケーブルを使用しているためやや高くなると思います。

Vendettaのストリングとケーブルの素材はPSEに確認中です。

ケーブルは450Plus・ストリングは8125のとのことです。

  2009.12.14
   

Tokyo Hybrid

 

発注してあったLegendのオリジナルケースTokyo Hybridがやっと到着しました。

このケースは、乗用車では動きにくい東京(首都圏)地区のアーチャーのために背負子付きで形状が角型のものを特にデザインしてもらったものです。

そのためTOKYOというネーミングと旭日をモチーフにしたデザインが採用されてしまったのですが、これはLegendのフランス人オーナーのこだわりだそうで、正直ちょっと引いたのですが良しとしました。

ところで、Hybridの意味ですが、このケース、デザインのやり取りの最中に私の知り合いの一言「ついでにリカーブボウも収納できると便利なのですが」を伝えてもらったところ、リカーブボウ用ポケットを足してもらうことになり、結果Hybrid(共用)モデルとなったわけです。
これならかなり長いスタビライザーを使用しているリカーブボウアーチャーもケースの中に納まるので便利だと思います。

詳細はこちらこちらをご覧いただくとしてこれで満員電車で動かなくてはならないときもかなり楽になると思います。

なお、同時に従来の弓形状のCPケース、リカーブボウ用のバックパックケース、試合などに遠征する際に使用するためのトロリー・プロツアーケースも
入荷しましたのでよろしく。

  2003.11.23

PSE 2010

PSEの2010年モデルのうちChaosの新色・ブラックモデルが到着しました。

また、同時発売のChaos用交換リム(40#)も到着。

これは当初29#で購入したアーチャーがパワーがついてきたのでポンドアップしたいような時のアップグレードパーツです。

価格は12,000円(リムの交換手数料込み)ですが販売は当ショップでChaosを購入された方に限らせていただきます。


尚、ブラックのものはChaos ブラック・ピンクカモ用で、迷彩はTreeStand カモ用です。

こちらは同時到着のB.E.S.Tアジャスタブルグリップです。

このグリップは左右共用で、B.E.S.Tグリップのラバーパーツを外して、ハンドルにあいたホールに固定するものです。

PSEは以前からグリップのオフセットシステムに熱心だったのですがここ数年販売はしていませんでした。

使用方法と効果はこれから検証しますが、ピボットの微妙な左右ポジションは押手のショルダー位置に大きな影響を与えグルーピングにも影響を与える要素です。

特にリカーブボウから転向しどうしても押手の肩が入り込みやすいアーチャーには有効なシステムと考えています。

予価は4,000円と考えています。

X-Forceに装着してみました。

写真は最大オフセット1/2インチまで左に振った状態のものです。

(調整には3/32"と1/8"のヘックスレンチが必要です。)

付属の説明書によるとペーパーチューンでの調整を推奨していますが10-30mでテストしてみる予定でいます。

ただし、ピボット位置の変更はアローのヒットポジションに大きな影響を与えるので矢が横にそれないように注意が必要です。

*ライザーのホールの関係でChaosには使用できません。

  2009.11.11
   
   

不幸な事件・事故への反応


目黒の勤労会館のアーチェリー上での事件(事故ではない)は残念なことに被害者の高校生が死亡という痛ましい結果になりました。

アーチェリーに長いことかかわってきたものとしては非常に残念であり、悲しい出来事です。
しかも不可抗力ではなく注意不足・認識不足が原因なのでとても悔やまれます。

今回がレアケースなのではなく、全国規模で同様の冗談・悪ふざけが行われていると考えられます。

マスコミはこういうことがあると競技規制や管理者、監督・コーチの責任を追求する記事を振りかざして大騒ぎをするがそれではなんの解決にもならないと思います。

ところで、今回の不幸な出来事が発生してから、アーチェリー業界のページやブログにはひとつもコメントが掲載されていないのです。

東京都での試合中のオーバーザトップ事故が頻発し続けていてそれだけでもアーチェリー界全体の問題なのに、最後の留めが死亡事も発生しているのに知らん顔なのでしょうか?

どんな意見でも良いから皆でアイデアを出し合わなくてはならない時期なのに。

まあ、ショップは物売りで安全管理までは知りません!!ということでしょうか

これは私の知り合いの発言ですが、もしその通りだとしたらとんでもないことです。

法規制が入ったり、いろいろな制限、極論を言えばアーチェリーそのもののが存続できなくなる可能性も皆無ではありません。
アーチェリー界最大の危機なのです。

元来が武器なので他人の命や財産にダメージを与えかねないスポーツなのですが、身障者のリハビリなどにも活用でき、事実されている有用なスポーツが最大の危機を迎えているときなのです。

コメントのひとつも出てこないのは嘆かわしいことです。

  2009.11.9

Comparison Chart


EASTONの2010年ラインナップが確定したのでコンパウンドボウに多用されそうな種類のアローのComparison Chart(スパイン/質量比較表)を作成してみました。

印刷レベルが必要な場合にはこちら(pdf)から

以前はEASTONのカタログにも掲載されていたのですがここ数年カタログ上から消えてしまいました。

スパインを使用セットに合わせることはもちろん大切なことなのですが、女性など非力なアーチャーにとっては重量も大きな要素なのです。

 

回のチャートはFMJ・Navigator・ACG・Carbon Oneという比較的ローコストのものでACEパーツが流用できるモデルに限定しました。

表を見ていただくと判ると思うのですが、同一スパインであれば 

FMJ > ACG > Navigator > Carbon One 

という重量関係になっています。
ACGがNavigatorより重いのは今回したカーボンファイバーの密度が高くなったということだと思います。


さて、今年のお勧めはCarbob Oneでほぼ同一の口径でありながら最も軽量となっています。

またフルカーボンアローなので最もローコストなのではと思っています。(本日現在価格は未定ですが)

一般的にフルカーボンアローは精度・耐久性の面でアルミ/カーボンコンポジットアローには劣るのですが、ローコストなのは魅力ですし今回のCarbon Oneシリーズは超軽量で魅力的です。

個人的にはローコストのアローを短いローテーションで使いまわすほうが高価なアローをだましだまし後生大事に使うよりスコア的にも得だと考えているのですが、多くのショップにはいやな顔をされます。

以前軽量で、口径も細いVectorというローコストで良質なフルカーボンアローが存在したのですが、利幅の関係でほとんどの代理店が販売に熱心でなかったためか廃版にされてしまったという苦い経験があります。
今度のCarbon Oneがそうならないように願っているのですが・・・・・・

  2009.11.8

 

事故の防止


このところ、アーチェリーにかかわる事故・事件が多発しています。

目黒のスポーツセンターで発生した事故(いや事件といったほうが正しいと思いますが)も常識を逸脱した行為による不幸な出来事ですが、同じような冗談行為(本人の意識内では)は程度の差こそあれ全国レベルで行われていると考えたほうが良いと思います。

ただ、不幸な事態にならなかったというだけで・・・・・・

本題に移ると全日ア連からコンパウンドボウの暴発事故防止のためのガイドラインが提示されましたが、特に引き戻し部分での方法は正しいとも言えるのですが不十分だと感じています。

ドローイングの際に弓を振り上げるのはもちろん論外です。
そうしないとドローイング出来ないのならピークウェイトの見直しが必要です。

今後、そのようなドローイングをすると試合場や練習場でレッドカードを提示され退場させられる可能性もありますしそうしなければならないと思います。

引き戻しの際には、「アローを水平に維持したまま」は正しいのですが、もし引手のみで戻そうとするとピークを通過する際に暴発しやすくその場合、押手が引きずられて上方向に跳ね上げられる可能性が非常に高いと思います。

私が推奨している方法は下記の通りでこれが一番安全と考えています。


弓の動作ポジションが変ですがその辺は差っ引いて考えてください。
ダミー人形のグリップを動かす限界があったので・・・・・

アローの水平を維持したままで、トリガーから指を外す等リリースモードを解除します。

 

アンカーホールドの位置を維持したまま押手の肘をゆっくりと緩めて行きます。

この際、わずかずつ押手を下げて行ってください。

 

ピークを超えるまで慎重に肘を緩めてゆきます。

 

 
 

ピークを過ぎたら、気を緩めずにさらに肘を曲げて行き、引手もアンカーポイントから外し徐々に緩めて行きます。

 

 
この方法は場合によっては非常にきつく感じられるかもしれません。

しかし、アローのオーバー・ザ・トップも防げる上、地面での兆弾もある程度緩和されるはずです。
肝心なのは、注意深くピークを抜ける位置までストリングを戻すことです。

この方法はある程度、訓練が必要かもしれません。
とりあえず近射で体に焼きつくまで繰り返し練習することをお勧めします。

もし、この方法だときつく感じどうしても出来ない場合、あなたのピークウェイトはコントロール出来る体力を超えているのでポンドダウンすることを強力にお勧めします。

ところで、この方法はリカーブボウでも同様の方法で対処されることをお勧めします。
リカーブボウでもコンパウンドボウでも引手だけで戻そうとすると押手が上方向に引きずられやすいからです。

尚、不幸にも駒沢でリカーブボウによるオーバー・ザ・トップ事故が発生したと聞きました。
リカーブボウの場合には、暴発というよりもプランジャーの上にアローが乗っているのに気がつかなかった、または取りかけのバランスの中で中指がアローシャフトを押し上げて上方にはね上げてしまった等が考えられます。

特に、後者は非常に防ぎにくい現象でビギナーよりもある程度ベテランの域に達したアーチャーに発生し易いと思います。

リカーブボウ時代の恐ろしい思い出


以下は私自身の経験です。

ある時期レストアップに苦しみ1年間アウトドアでは射てない時期がありました。

結論から言うとほんのわずかなタイミングのずれと中指がアローシャフトを押し上げてしまうのが原因でしたが、スコアもある程度伸び調子が良い時期に陥りました。

30Mで330-340あたりのスコアの時期(30年くらい前のレベルで)でしたが試合でちょっと緊張するとアローがアップし始め止らなくなりました。

スタートは千葉で開催されたあるオールラウンドの試合で、30メートルの1円止めの3射目が12時の的外にヒット。プランジャーにアローを乗せてしまったのかと思い、次のシュートはさらに上にヒット、続けるとどんどん上にあがってゆきます。

さすがに怖くなりその試合はリタイヤ。

すぐに帰宅し当時フランチャイズにしていたインドア射場でシュート。
なんともありませんでした。

しかし、次に試合にエントリーしたところ同じ現象が・・・・

幸い30メートルの試合だったので良かったのですがフルラウンドの90mで発生していたらと考えると今でも恐ろしい思いです。

その後、試合などの緊張したシチュエーションでなくとも発生するようになり、最悪のときはインドア射場の10m的あたりの天井(3-4メートルの高さ)にアローがヒットし上から降ってくることすらありました。

当時46ポンドのセットを使っていたので恐ろしくて、とてもアウトドアではシュート出来ませんでした。

1年間苦しんだ末、たまたまインドアで隣り合わせになった方から、「中指がアローを押し上げているよ」と指摘され人差し指と中指の間を広げたところ完治しました。

今考えると単純なことなのですが、その単純なことが恐ろしい事故を引き起こす可能性に今でも戦慄を覚えます。

ご参考になれば・・・・

 
 


2009.11.6

 
   


EASTON 2010   (2009.10.28)

Navigato・Redlineが廃版になったようです。


詳細は不明ですが あたらに

A/C/Gold (アルミ/カーボン)

430 480 540 610 660 710 810 880 1000 1150 1300 1500

Carbon One (フルカーボン)

600 660 730 810 900 1000 1150

が登場しました。


ポイント・ノックの互換性は不明ですが1000番以上の柔らかいスパインの登場は大歓迎ですね。
  2009.10.28
   
PSE 2010 モデル  (2009.10.1)


PSEの2010年モデルが発表になりました。

(主なモデルは左ウィンドウのリンクをご参照ください)

現時点ではディーラー向けの案内だけなので、一部のご紹介にとどめておきます。

まずコンパウンドボウですが、シャーシとなるハンドルライザーにはほとんど変更はないようですが、カムはLFカム以外は一新され3種類の新しいモデルが発表されています。

UF Hybrid Cam・AXE Hybrid Cam・L6 Hybrid CamでUFカム装着モデルがX-Force OMEN、Dream Season、X-Force SS。
AXEカムはX-force AXE Target (旧XF7)、X-Force AXE 6、X-Force AXE 7(ハンティングモデル)、L6カムはX-force Vendetta XL・同XSにそれぞれ装着されます。

UFはそのまま、AXEは旧HF・GXカムの後継カムと考えられますがL6の位置づけは現時点では不明です。

以上の機種のうちPSEがターゲットモデルと考えているのがX-Force AXE Targetと今回もカタログに残ったLFカム使用のMoneyMakerの2機種のようでターゲットカラーハンドルはこの2機種のみ提供されます。
尚、ハンティングモデルは従来かもカラーのみでしたが、ブラックも選択できるようになりました。

以上はプロシリーズモデルでメインモデルであるChaosは発売継続されます。
こちらはブラックモデルが登場、有償オプションでリムのアップグレード(ポンドアップ)もできるシステムになったようです。

また、ビギナーボウとして従来BrowningブランドだったDiscoveryがPSEブランドに、また新しいビギナーボウMicro BumerもBrowningの色が感じられるモデルです。

Browningブランドがどうなるかは不明ですが、統合も考えられます。

2010年のBrowing ブランドは、 ILLUSION・MIRAGE・ERADO・MICRO ADRENALINEの
4機種のみ製造継続となったようですモデルチェンジ/マイナーチェンジはない模様。

さて、リカーブボウですが、従来のX-Factorがカタログから落ち新たにX-Appealが登場。
Rを強調したラインのモデルでグリップがかなり深くなりデフレックスが強くなったような印象がありますが、これは実測してみないとなんともいえません。

アクセサリー類はあまりめぼしいものは無く、グリップの新しいタイプが少しだけ登場したぐらいのようです。


コンパウンドボウによる事故の防止


このところ、コンパウンドボウによる事故が多発しています。

事故はドローイング中や引き戻しの時ににリリーサーが暴発し射場の矢止めを超えて後方にある他の施設に矢を射こんでしまったというものです。

これば事故というだけでなくもはや事件なのです。

ほとんどの場合、体力にあっていない強さの弓を無理して引いているため射ちおこしの時に押手を振り上げるため発生したり、引き戻し時に押手を縮めてから引き戻さなくてはならないのに、引手だけゆるめた結果、アローが上を向きそのまま暴発しているのだと思います。

セットアップに関しては、雑誌などでトップの説明としてアローをやや上方に向けてからドローイングするのがベストという記述があったりしますが、必要以上に仰角を付けることは大変危険で絶対に避けるべきだと思います。


アローは、可能な限り水平を維持してドローするべきです。

私の場合、アローの仰角を安全範囲(暴発しても的の上を超えない)でセットアップしドローイングできるのは、体力から言って30-40ポンドの間ぐらいだと思いますので現在はChaosの29#モデルでテストしています。

スコアを考えれば、もっと強い弓たとえば50#から60#を使えば有利なのはわかっていますが、(少々のミスもパワーが帳消しにしてくれる)試合のロングスタンスとコントロール性を考えれば現在の体力では29#がぴったりで40#すらきつく感じてしまいます。

もちろん、筋力は個人差もありトレーニングである程度はコントロールできるようになるのですが、日本人の生来の筋肉の質等考慮するとせいぜい50#の前半位までが限界なのではと思っています。

以下は全くの個人的意見であり、異論もたくさん出てくると思いますがショップとしての方針も含めて安全にコンパウンドボウを使いこなすためのポイントを羅列しておきます。

体力に合った強さの弓を使う。

セットアップでアローの水平を保ったままドローインクできるピークウェイトのセットを選択する。

いわゆるパックテンションタイプのリリーサーは使用しない。

バックテンションリリーサーはターゲットパニックに陥ったアーチャーにタイムディレイを与え、パニック発射を防止する効果はあるものの、引き戻しが必要な状態、発射に危険が伴うと判断する事態が発生(例えばアローのレストダウン、第三者の射場侵入等々)に暴発する可能性が非常に大きいのです。
ショップとしてのコアトルヘッドは、この理由でトリガーレスのリリーサーはお勧めしていません。
ただし、フェイルストップ付きのトリガーレスモデルはトレーニングをきっちりやってから使用するという条件化ではOKと考えています。

レストアームをシャフト径に合わせたものにし確実にセッティングするか、
                    アロー落ちの無いファールアウェイレストに変更する。

特にインドア用ということで口径の太いアローを使用した場合に多いようですが、疲れてきたりタイムアップが近くてあせったりしてドローラインがずれアローがレスト落ちするケースが多いようです。
これはスコア的にもダメージが大きいだけではなく大変危険です。
当然引き戻しをしなくてはならないのですが、あわてているとリリーサーの暴発を招きやすいので注意が必要です。

フルドローや引き戻し中の暴発がいわゆるオーバー・ザ・トップを引き起こすのに対し、これはアローの横走りや地面での兆弾を発生させるため大変危険です。
まあ、オーバーに比較すればアローの暴走が射場内に限定される場合がほとんどだとは思いますが、タイミングや射場のレイアウトによっては横や前方にいる人に危険を及ぼします。

数年前から、レストダウンによる事故を恐れ、なるべくファールアウェイレストを勧めてきたのはこのためです。

良くファールアウェイレストではアローが横当りして矢飛びが荒れるから使わないというアーチャーの声を聞きますが、いわゆるシュートスルータイプのレストでは横滑りするのでどちらの方向に行くか判らないのでは無いでしょうか?
確かに壁にアローが当たらないので矢飛びは荒れてみえないと思いますがその場合アローはどちらの方向をむいていると思いますか?
そもそも、横滑りや横当たりするようなシュートやチューニングそのものがもんだいだと思うのですが・・・・

イメージトレーニングやピープのセッティングなどの際にはリリーサーの使用は厳禁。

これが暴発の原因トップだと思います。
これはベテランに多いのですが、絶対にリリースしないと思い込んでいるときに限ってミスタッチしたりするものです。
私のところでは、セットを購入した方には必要だと思えばCan't Fire Release(上記写真)をプレゼントしているのですが、にもかかわらず自身のリリーサーで素引きをして暴発した結果ピープを飛ばしたり、ストリングがトラックから外れてしまったりが結構発生しています。

暴発してストリングがカムトラックから外れる場合、カムの調整がうまく行っていないか、ドローレングスのミスマッチでリリースが膨らんだり、グリップにトルクがかかる用に握っている可能性があります。

Can't Fire Releaseでは発射の心配はまずないと思うのですが、フック部分が破損して暴発の可能性は皆無ではないので、絶対にアローは番えず、安全と思われる方向(例えば的方向や壁)に向かって使用してください。

アローが確実にノッキングされているかどうかを確認する。

意外と多いのが引き戻しをした後、アローを番えなおさないでそのままシュート動作に入ってしまうアーチャーの存在です。

これはコンパウンドボウ、リカーブボウを問わず引き戻しした場合ノックはストリングから浮いてしまっていてこれが「筈こぼれ」の原因になっていることが多いのです。
ストリングがドローイングによって角度がついた場合、程度の差こそあれノックにストレスがかかっています。
それを引き戻した場合、間違いなく矢を番えたときとは違った状態になっています。
コンパウンドボウではノックの浮きが、リカーブボウではノックの浮きに加えてストリングが回転してしまっているはずですのでこのままリリースするとパラドック蛇行が通常とは違った状況で発生してしまいます。
引き戻し後は必ずアローを番え直してください。

また、信じられないかも知れませんが、行射中にアローを番え忘れてフルドロー/エイミングしリリースしてしまったというケースも数件見聞きしました。
これは、かなりのベテランでも発生したケアレスミスです。
全くのビギナーはそれなりに緊張しているのであまりこのタイプのミスは少ないと思いますが、慣れてきた中級者以降がやってしまうことが多いようです。
一連の動作のチェックがなれによって甘くなっているのだと思いますが、事故を起こしてからついうっかりではすまない場合も多いのです。

2009.9.8
   
   


アイパッチの効用??


アイパッチの使用でちょっとためらい始めました。

左目をパッチでふさぎ、両目を開いてエイミングすると確かに首筋に負担というか負荷はかからないのですが、視野全体が暗く感じてしまうのです。

左目をつぶっても同じ条件のはずなのですが、パッチを使わないほうが明るく感じます。
左目を使わないと右目ががんばる???

何よりもつらいのが、一生懸命エイミングしている右目よりもパッチでふさがれていて使われていないはずの左目が異様に疲れるのです。

先日、私以上に視力が弱いというお客さんと話をしたところ、パッチで覆っていても左目は何かに焦点をあわせようとして調整を繰り返しているはずだというのです。

明確に目的物がないためオートフォーカス機能が作動しっぱなしで疲れてしまうのではといわれました。

たしかに、そんな感じなのです。

当座の目標はオール明治なのでそれまでに方向決めをしなくてはなりません。
さて、どうしたものか・・・・・・・

*結局アイパッチの使用では左目が異様に疲れやすくなることに気がついたため使用をやめ、エイミング時に左目をウィンクすることにしました。

これはあくまで私の場合で、ウィンクできないような方の場合には有効な方法だと思っています。

                     2009.9.8  

  2009.8.21

雨天でのトラブル

先日、雨天での試合を経験したお客様が見えてCobraレストが試合中にリフトアップしないトラブルに見舞われたとのお話をお聞きしました。

 シューティングの最中に下にヒットが急に増えたため、おかしいなと思い点検したところ、センサーロープを固定しているバスケーブル上のサービングが移動してしまっていたためリフトアップ量が小さくなり下にヒットし始めた。

なんとかサービング位置を補正してシュートを続けているうちに今度は、レストのリフトアームに接続してあったロープが脱落したとのこと。


原因を色々と考えてみたのですが、晴天時ではこのようなトラブルは発生したことがないことから雨が犯人と推測したのですが、どうも左写真の円の内側部分・レストの軸と軸受の間に水が浸入し、粘性の被膜を作りそれが抵抗となりアームのリフトアップを阻害してしまったようです。

結果としてセンサーコードに過大な負荷がかかりコードとバスケーブルの接点を留めているサービングを押し上げ、最後にはかなりのテンションがセンサーコードにかかったためリフト、リフトアームにコードを押さえているねじの圧力を上回った結果コードが脱落した。

といったところのようです。


対策としてバスケーブルに巻いてあるサービングの固さを強くし、巻きの長さも延長。

リフトアームとコードを抑えているねじの締めましと脱落防止の末端を大きく溶解加工しました。

しかし、物理的にはこれ以上の対策は難しいので念のため下記に留意していただくようにお話をしました。

☆シュート中はやむを得ないが、エンドの間や矢取りの間にレストの軸受部分に水が浸透しないようにカバーをかぶ
   せる。

☆最近の精度が高いサイトやカムの軸受部分でも同様のトラブルは発生する可能性が大きいので可能であれば
   弓全体をシートで覆う。

☆雨天や埃が多い環境で使用した後はブロアーやドライヤーなどで水分やほこりを吹き飛ばす。 

*以前サイト(Sure-Locなどのような高精度の)でも水が浸透したためブロックが固着し雨後せなくなるトラブルが発生したとの話を聞いたことがあります。
また、無理して動かそうとした結果棒ねじ部分が削れてしまいダメージを負ってしまったそうです。
ご注意を!!

  2009.8.21
   

Chaos Hyperモデルの改造


ローレングスの見直しに際してChaos Hyperモデルの改造をすることにしました。

 さて、Chaosドローレングスは1インチ刻みなのでもっと細かく調整するにはオプショングリップで調整するのが一番手っ取り早い方法です。

ストリングを巻き上げてもドローレングスは短くできるのですがカムの動作角とブレースハイトが変わってしまいメーカーが意図した設計値から外れてしまうのであまり面白くありません。

PSEで販売しているJagerグリップは1/2インチの厚さがあるのですが同時にグリップ全体が太くなりグリップを握り込む(手の中に包み込む)スタイルの私には違和感があり好みか外れます。

ちょうど、手配していたShrewdのPSE X-Force用グリップが到着したのでこれを利用することにしました。

このグリップは厚さが5mm弱なので1/4インチくらいのドローレングス調整になります。

全体に薄手のグリップなので違和感もありません。

ということでドローレングスは25.3/4インチセットに・・・


さて、ドローレングスが短くなった分形成されるエネルギー蓄積量は当然小さくなります。

もともと、29#という非力なポンド数のセットなのでサイト的にやや不利です。

そこでアローも見直しということで、Archer's Advantageでシミュレーションのやり直しをしてみた結果Navigator1000番26インチ(AMO)を25インチにカットすると理想範囲に入ります。
オリジナルのChaosではやや硬めになるはずですが、ケーブルを452Xに換装してあるHyperモデルでは元々のスパインはやや柔らかめだったのでちょうど良いかもしれません。

ということで25インチまでカットした結果重量は253.1gr(以前は257.4gr)、F.O.Cは14.3%(以前は14.7%)になりました。
初速は26インチ測定で204fps(223.85Km/h)でした。

 

ところで、今回付加したShrewdのグリップですがなかなか精度が高いグリップで両面テープで固定しなくてもぴったり収まり、がたつきもありませんでした。

入手したのはPSE X-Force用ということで販売されているものですが、X-Force以外のPro仕様のモデル(B.E.S.Tグリップのもの)には装着可能なようです。(RH用のみ)

PSEのモデルでもデフレックス構造のMoneyMakerは強度の関係でほかのリフレックスモデルよりハンドルライザーの厚みがあるため装着は不可能です。

材質は2種類、樹脂製(デルリン)とアルミ製(6061)あります。

どちらも見ただけでは区別がつかないのですが、アルミのソリッドな感触がぴったりだったのでそちらを使用しています。(冬場は冷たそうですが)

今回はサンプル入荷のため、希望者がいれば取り扱い商品とすることも考えています。

 

 
2009.8.1
   

汎用アイパッチ


利目以外の目がエイミングに干渉する症状は、それも途中で反対側の目がしゃしゃり出てくるといった症状は結構多くの(年寄りに多い?)アーチャーにみられる様です。

最初は利目でしっかりエイミングしているものの疲れてくると、反対側の目がしゃしゃり出てきて、的が2つ見えたり、利目以外で狙っていたりは結構あるようです。

しばらく試してみてアイパッチ方式は有効であることを確認できました。
ただし、利目はかなり疲労しますが・・・・・


単純には利目でないほうをウィンクしてしまえばよいのですが、世の中には結構ウィンクできない人も多いし、以前アップした通り、ウィンク下側の首筋にテンションがかかることと体のバランス維持の面でもあまり良いこととは言えません。

そこで、汎用性が高いアイパッチを作成してみました。

ベースは透明のゴーグルで本来の用途は粉じんの出る機械工作次の目の保護なのです。

なぜこれを選択したのかというと、世の中には視力矯正が必要ない人、コンタクト利用者、眼鏡使用と3者います。

前2者はサングラスの片方を覆ったものでよいのですが、私のような眼鏡使用者はちょっと厄介です。


私の場合は、バネット式のサングラスで対応したのですが眼鏡のレンズの大きさや形状にオーバーグラスを合わせなければならず大変です。
そこで、眼鏡をかけたままで装着できるもの、透明で安全なものを探した結果今回の作業用ゴーグルに落ち着きました。

写真の左側がレンズ面に貼付するためのカッティングシール(カッティングマシーンでトレースカット)。

右上がアイパッチ群で、一番上から左利き用、右利き用、私専用のインドア用・曇天用(右目のカラーフィルターを除去)、そして炎天下用のブラウングラス仕様です。


上2台はブルーのシールを使っていますがたまたま余っていたものがルーだっただけで、どんな色が良いのかは今後の研究です。
  2009.7.24
   
   

ドローレングスの見直し


アイパッチは想像以上に使い心地が良いのでしばらく使用することにしました。

インドア用のブルーは室内照明下ではたとえ明るいブルーでもちょっとくらい印象が強いので右側を切除しパッチした左側のみ装着で、ブラウンのアウトドア用はUVカット効果を狙ってそのまま使用することにしました。

ところで、テストをしていたGenesis Proのファールアウェイレスト仕様のテストをしていたのですが、汎用性を求めたためPro仕様のモデルに装備されているドローストッパーをはずしてシュートしていました。
(正確に言うとオーバードローイングを防止する意味でMAXの29インチにセット)


のため、テストでは自分が一番自然と思われるエイミングが一番安定して揺れも起こらない位置でホールドしてシュートしていたのですが、結果は良好でした。

ところが帰宅し私のドローレングスである26インチにドローストップを設定してあるセットをテストの時のイメージに沿ってドローイングしたところドローストッパーに当たらないのです。
何回引きなおしても同じで、無理にストッパーまで引くと違和感があります。

色々試してみた結果、従来セットしてあった26インチよりさらに短い25.1/2インチが違和感もなくぴったりのフィーリングです。
もしかと思いテスト中のChoas Hyper 29#(26インチセット)をひっぱり出してきてシュートしたところちょっと違和感があります。

そこでChaosのドローセットを25インチまで短くし直し(Chaosの調整幅は1インチずつ)シュートしたところ、全く違和感もなく落ち着いてシュートできます。
サイトも30mでは全く変わらず、グルーピングもタイトです。

そんなわけで、もしかすると、私にとって最も効率の良いドローレングスは25-25.1/2インチ当たりなのではと思い始めたところです。

私のリーチ(アームスパン)は176センチで私が推奨する計算式での算出値である27.1/4インチよりさらに短い26インチセットでずっと使っていて特に不足は感じなかったのですが、もっと短いほうが良い結果が出せるのかもしれません。

セットは26インチですが実際の体のバランスはDループで約1/2インチあるのでその分をプラスした26.1/2インチセットと考えて良いと思います。
後はグリップの形、押手の肘の曲げ具合等により計算式より短くセットしていました。

Genesis はレットオフがないモデルなのでドローレングの違いによる体のバランスが明確に出るのだと考えられます。
いままで、26インチがベストと思っていたのは思い込みとレットオフによるバレーの感覚で曖昧にされていたためなのかもしれません。
Genesisの新しい使い方発見になるのかもしれません。

さて、Choasではドローレングス調整が1インチ刻みなので工夫して1/2インチ幅の調整をする必要がありそうです。
幸い、PSE用のスペシャルグリップ(Jagerグリップではない)をサンプル発注してあるのでそちらも試せそうです。

Jagerグリップは1/2インチの厚さがあるのですが私には厚すぎてフィーリングが合いません。
今回発注したものは写真を見る限りではもう少し薄そうなので期待しているのですが

ところで、いままではNavigator1000の26インチ(AMO)を使用していたのですが、ちょっとスパインが弱めに感じていました。

選択はArcher's Advantageでシミュレーションして決定していたのですが、標準セットではぴったりのスパインだったものが452Xケーブルの使用で若干ですが柔らかめになっていた感じがあります。

実測アロー初速等のデータを入れなおした結果、25インチにカットしたほうがよさそうな状況です。
このChoas Hyper 29#で10月に開催されるオール明治(70-60-50m 120Cm的)にエントリーする予定なので1インチカットによる5グレイン程度の軽量化は70mでのサイトを考慮するとちょうど良いような気がします。

 

  2009.7.22
   
   
アイパッチとブラインド


利目(マスターアイ)が右のくせに長年の酷使と35年物のドライアイのせいか視力が00xの世界になっていました。

それでも昔はきちんと右目が主導権を握っていたのですが、この数年左目がしゃしゃり出てきて苦労させられるようになっていました。

CPアーチャーなのでマスターアイの真ん前にピープサイトがあるのに無視して左目でみてしまうこともしばしばです。

老眼と近視が入り乱れての「ガチャ目」状態で矯正するときれいには見えるのですが、眼精疲労がきつく裸眼で生活しています。
遠くは0.7前後ある左目が働き、近くは右目が活躍というまるでサイボーグのような状態でここ数年を過ごしてきました。
左右が逆だったらむしろ理想的だったのですが・・・・・
試しにやってみた左右スイッチも結局筋肉の付き方とのためか顔向けが不自然でバランスがとりきれず断念。

上の写真のような、右目は矯正、左目は素通しでカラートーンも異なるという「オッドアイ眼鏡」も試してみたのですがやはり無理でした。

仕方なしに、左目をつぶってシュートしていたのですが、ただでさえ後傾気味のフォームがつぶった側の左首筋に力みが入ってしまうためバランスがめちゃくちゃでした。

ウィンクするのは有効な方法ではあるのですが、バランス感覚が阻害されるのと、つぶった側の首筋に過剰なテンションがかかるためどうしても不利になります。

ちょうどキャップに取り付けるタイプのブラインドが入荷したとの連絡をいただき取り寄せてみました。


とりあえず近射で試してみました。

最初はキャップに取り付けた状態

キャップをかぶる位置が想像以上にデリケートです。
強風下ではずれる可能性もありちょっと心配です。

眼鏡に取り付け

強引に取り付けてみました。
こちらのほうが使いやすいかもしれませんが、パッチ部分がキャップに取り付けるのを前提としているため形状も含めておさまりが悪いようです。

どちらも効果は有効ですが、もしかしたらクリップオン式の頑強に取り付けるタイプのサングラスを購入し左側をフルパッチ(完全に覆う)したほうがよいのではという気もしてきました。

で、早速手配を・・・・・・
サングラスは2種類
ブラウンのものはアウトドア用、ブルーはインドア用です。

 

クリップオン式サングラスが到着しました。
一番大きなタイプを発注したのですが、使用する眼鏡のレンズが大き目なのでカバーが十分ではないため見た目はいまいちですが実用上は問題なさそうです。

さて、グラスの輪郭をイラストレーターでトレースしパソコンで作成、カッティングマシーンデータに変換。

カッティングシートで粘着シート(反射を考えブラックを選択)をカットし、レンズの左側部分の内側に貼ってみました。

見てくれを考え、リバースモードでレンズの裏/表用を作っておいたのですが、裏側だけで十分なようです。

しかしきれいに貼るのはなかなか難しく泡が出たりしわになったりですがまあ、見えないところなので良しということにしてテスト。

キャップに装着したブラインと異なりずれる心配はないので私の場合はこちらがメインとなりそうです。

尚、キャップ取付け用のほうですがサンバイザーとしての使い方も考えられる(フィールドなどでの逆光対策として有効)ので、組み合わせて使用する予定でいます。

  2009.7.9

新着モデル
 

Oneida Falcon

こちらは、OneidaのニューモデルFalconです。

基本的な構造はBlackEagleなどと変わらないのですが、従来ハンドルライザーに溝を通して上下を連結していたタイミングケーブル(スチールワイヤー)をフェース側にストレートに通したことで、そのため、ハンドル形状がストレートに近くなっています。

タイミングケーブルのワイヤーを外通しとしたため、ケーブルがアローの軌跡とのクロスを防止するため小さなケーブルガイド(正確に言うとタイミングケーブルオフセット)が付加されていますが、通常のコンパウンドボウと異なりドローイングによりタイミングケーブルへの負荷が増加しにくいので細いバーで済んでいるようです。

さて、この方式にしたメリットは構造をシンプルにしたことでメンテナンスしやすくなったことと、従来方式ではどうしても避けられなかったハンドルライザーとワイヤーの摩擦による消耗を防げることあたりかと思います。

性能的なのものは、OneidaがほかのモデルでもそうですがIBO規格に準じたアロー初速の表示を公開していないので不明です。

さて、組み合わせるレストですが、タイミングワイヤーは移動量、テンションともあまりないのでセンサーコードの接続は無理がありそうなのでCobraレストのようなファールアウェイレストは装備できないようです。



 

Bladerunner

こちらは、往年のBear社の実験的モデルDeltaを彷彿とさせるユニークなコンストラクションのモデルBladeRunnerです。

軸間距離26インチという非常に短いモデルでPSEのスーパーショートモデルX-Forceととの26.3/4インチよりさらに短くなっており、ブッシュ内でも取り扱いがしやすいハンティング用の実用モデルといった感じです。

写真でクロスしてみえるのはバスケーブルではなくOneidaと同様にタイミングケーブルで、ガイド用のプーリーがかなりオフセットされた位置にあるため、Falconのようなタイミングケーブルオフセットは必要としないようです。

このモデルはワンメイクで、40ポンドから70ポンドまでをカバーすると言っています。

メーカー出荷段階では70ポンドなのですが、リムボルトを7回転と1/2緩めたところで51ポンドになりました。

当初こわごわと緩めていたのですが良く見ると非常に長いリムボルトを使っているらしく一般的なメーカーが使用している1.5-1.3/4インチに比較して2.3/4インチクラスのものを使用しているようで安心しました。


一番弱い40ポンドにするためにはあと5-6回転くらいでしょうか?(単純に7回転ではないはず)
しかし、40-70ポンドという30ポンドにもわたるレンジの幅はちょっと無理があるのではと思うのですがどんなものでしょうか?

どちらにしても、一番性能が発揮できるのはmaxパワーである70ポンドだと思いますがこれはやってみないと何とも言えません。

なお、カム等のパーツがおおいためショートサイズのモデルながら実測値5.2ポンド(2.36Kg)でXF-SSの3.6ポンド(1.63Kg)と比較するとかなりの重量があります。

ドローレングス範囲は26-32インチでモジュール交換で1/2インチ刻みに調整できるようです。今回入荷したのは27インチにセットされたものでCの刻印があるモジュールが装着されていました。

モジュールはオプションらしく他のドローレングスにするためには別注の必要があります。
1/2インチ刻みなのでAが26インチ、Bが26.1/2インチとするとCで27インチでつじつまは合います。

こちらもFalconと同様バスケーブルではなくタイミングケーブルなのでセンサーコードの接続は難しそうでファールアウェイレストは無理のようです。

この2機種に関しては、知り合いの希望に沿って取り寄せたため私のビジネスルート以外で入手しました。
つまり、リテイルプライスで取り寄せたため、アフター保証はショップとしてのコアトルヘッドではいたしません。
初期不良などのクレーム・パーツの取り寄せ等の窓口としてお手伝いはいたしますが、トラブルに関するアフターやセッティングやチューニングの保証はしないという約束で入手したものです。
したがって、今後当該モデルを入荷する予定はありませんのでご了承ください。

  2009.7.1