Oneida+ヘビー級アロー

Oneidaの実射テストの感触から、より重量のあるアローの方が相性が良いのではと思いヘビー級アローを試作しました。

アローはXX75 プラチナ 2016 27インチ + RPSインサート+125grRPSポイント
+バイターハンタノック+Bohning Blazervane×3枚といった構成で重量は460grです。

前回テストのアローがFMJ570 26インチ+120グレインポイント+Blazer Micro Vane 左ピッチヘリカル+バイターのピンインアウトノックハンターで重量342.7グレイン(7.29gr/Lbs)でしたから今回は9.78gr/Lbsと兆ヘビー級です。

さて、早速実射してみたのですが、ポイントが下に頭を下げた状態で出てゆきます。

つまり、ペーパーチューンで言うところのテールハイになってしまったのですが、不思議に思い調べてみると、使用していたレストスピギアのスーパーマグネチックレストのマグネットではヘビー級アローを支えるのにテンションが不足して沈み込んでしまうのが判明。




下がテスト用のXX75・2016アロー。上は次回ヘリカルピッチでフレッチング予定のXX75・2016Camo Hunterです。
このCamoHunterアローは昔からのお気に入りで、同じ組成のXX75なのにプラチナなどと比べて「粘っこい」感触があります。実際2本を曲げてみるとCamo Hunterの方がしなやかです。

これはアルマイト仕上げのときの焼き入れの温度や回数による違いなのかもしれませんが良くわかりません。
個人的には「粘りっけ」のあるCamo Hunterの方が好みです。

 

いろいろと悩んで末にPSE TopGunのホーネットレストに交換。

これでレストアームが沈み込むことはなくなりました。実射してみましたが、「カン」という硬質な音が消え失せかなり静かな発射音に変わりました。

さて、Oneidaは自動車のエンジンでいえば、回転数ではなくトルク優先のタイプなので重いアローを使うと当然初速は遅くなるのですが、ロンクでの失速が小さい「矢伸び」がする組み合わせになるはずです。

ちなみに26インチ位置の測定で192fps(210.7Km/h)でした。

 

このレストは標準でいわゆる2本角のレストアームがついてくるのですが、フレンチング予定のヘリカルピッチヴェインでは使いにくいことこの上ありません。

そこでオプションのカーボン用ランチャーに交換、このランチャー形状は良いのですがばね板方式で弾力があります。

いつも、不思議に思うのですがアームテンション調整機能があるレストに弾力がある板ばねランチャーを組み合わせるのでしょうか?
これはリカーブボウのプランジャーチップにスプリングを取り付けているようなのもので調整が曖昧になってしまううえ、板ばねレストは金属疲労の影響ですぐにへたってしまいます。

3Dのようにあまり数も射たずシュートとシュートのインターバルが長い競技では影響は小さいのですが、FITAのターゲットのように場合によっては6本/4分のような短時間で繰り返しシュートをするとエンドの途中で熱がたまりレストアームが下を向いてしまうこともあります。

使い込んだものほどこの傾向は強くなるので注意が必要です。さて、今回は選択の余地がないのでこのランチャーを使うとして、いずれ別のもっと丈夫で疲労しにくい素材でランチャーアームだけ作り変えるつもりでいます。

  2009.1.4
   
HFカムとGXカム



PSEの2009年仕様のGXカムをHFカムと比較してみました。

GXカムはHFカムより ストリングトラックもケーブルトラックも角型に近くなり、パワーは出るものの若干強引で固めな印象になるであろうことは想像がつきます。

しかし、過去におけるPSEのドローフィーリングの作り方から考えてあまり強引さを感じさせないようになっているものと思われます。

(まだ実際に引いてみたわけではありません。このセットは注文をいただいた商品なのである程度組み上げた状態でお客様の許可を得てからフルドローすることにしています。)

実際、同じピークパワーのHOYTと比較したアーチャーのほとんどがPSEの方が「柔らかい」と感じるようです。
この辺は、PSEの設計の方が上だと思っているのですが・・・・

フィーリングは個人差があります。
同じものを引いても全く違う意見も出てくると思います。商品を売りたいがための「よいしょ」ではありません。念のため・・・

さて、上の写真を見ていただくとわかるのですが、GXカムではカムのストリングトラックとストリングの接点がHFカムより1インチ長く(上下合わせて2インチ)なっています。
この状態だと、発射時のストリングの送り込みがかなり大きくなるので初速は速くなりますがストリングが荒れやすく、押手にヒットする確率も高くなります。

それはコントロールの難しさを意味しグルーピングのばらつきの原因になりやすいのですが、PSEがあえてこのようなカムの設計を断行したのは、今年から多くのモデルで標準装備されることになったBackStopの存在が大きいと思います。

ストリングの送り込みを極限まで大きくしておいて、BackStopの壁に衝突させてさらに加速をつけかつ暴れを抑え込むという大胆な手法を採用したということだと思います。

前述したストリングの付加ウェイトの分布も加速をより大きくするための方策だと思いますが従来のパターンとの比較実験はまだ着手できていません。
比較実験というのはある程度条件をそろえてやらないと意味がないのですが、GXカムの一番上の付加ウェイト(ノックセット2個)はHFカムのストリングトラックとストリングの接点と同じ位置にあるのです。

PSEがライバルと考えているMathewが2カムバリエーションの5インチブレースハイトモデルを先行発表しましたが、このままだと遅かれ早かれPSEも以前からフォーラムで話題になっていた5インチモデルもBackStopの使用で可能になるはずなので発表も時間の問題だと(半分期待しながら)感じています。

  2009.1.1
   
PSE 2009 X-Force6 GXとChaos


PSEの2009年モデルが一部ですが到着しました。

Chaos

ChaosはPSEブランドのビギナーボウです。

軸間距離32インチ、重量3.1ポンド(Kg)、ドローレングス17インチから27インチ(1インチ刻み)でメインターゲットは10歳位から高校生くらいの成長期のキッズ・ジュニアクラスだと思います。

ピークウェイトは29ポンド、40ポンド、50ポンドと3種類。

PSE関連ではBrowningブランドでMicro Adrenalineという同等レベル・ローコストのモデルはありましたが、こちらは40ポンドと50ポンドでしたらChaosの方がより初心者向きということになるのだと思います。

Micro Adrenalineは1枚リム2カム構造でしたが、Chaosはスプリットリムの2カム仕様になっていてブレースハイトは6.1/4"(Micro Adrenalineは7.1/8")と低めです。

その分初速は速くなるのですが、押手にヒットする確率は高くなります。
ただ、ChaosではMicro Adrenalineになかったセンタースタビライザーブッシュの後ろ側の5/16-24のタッピング孔があいているのでBackStopの取り付けが可能です。

ビギナー安全性と使いやすさを考慮しBackStopを標準装備として組み込んだものを発売する予定でいます。

尚、価格は37,500円(BackStop組み込み済)を予定しています。

今回入荷したものは29ポンドモデルなので、女性や非力なアーチャーには最適だと思います。

正式発売は例によってテストをしてからのつもりでいますが、組み合わせは、サイトは未定、レストは先日サンプル入荷したG.W.S  Strike Force V-Drop-Restを組み込む予定でおります。

尚、今回入荷したのはTreeStandというカモパターンカラーですが、女性を意識したPinkCamoカラーもありこちらは手配済ですのでいずれ入荷予定です。

 

Browning Micro Adrenaline

 

X Force6 GX

こちらは先行オーダーをいただいて手配したX Force6 GXカムモデルで、新しいGXカムが装着して更なる初速スピードのアップを狙っています。

従来のHFカムより角ばってきたのでよりパワフルになっているはずですがちょっと強引な印象がつよくなっているものと思われます。

また、このモデルからケーブル素材が従来のBCY-450Plusから更にクリープ率の低いBCY-452Xに変更されカムのより速い反応とスピードアップを図っています。

ストリングとケーブルはAmerica's Best Strings社(Werbページ未完成)への外注になったようで予備パーツとしてのストリングとケーブルの単体価格はかなり高くなってくるようです。

また、今回よりBackStopが標準装備されさらなる無音化と安定性が増進されています。

尚、X Forceシリーズのストリングの上下の付加ウェイトはBackStopの装着により廃止されるものと思い込んでいたのですが、さらに過激な付加をしているようです。

写真の○の中がそうなのですが、従来はノックセット5個をシュリンクチューブでオーバーコートしていたのですが、今回は2個+4個+2個(約1インチの間隔)のセットが上下、つまり16個のノックセットが付加されています。

いずれこの効果に関しても組み合わせて検証してみたいと思っています。

  2008.12.24
   
Oneida の実射


千代田区体育館でOneidaの実射をしてきました。

ピークは47#<アローはFMJ570の26インチ+120グレインポイント+Blazer Micro Vane 左ピッチヘリカル+バイターのピンインアウトノックハンターで重量342.7グレインです。(7.29gr/Lbs)

時間の制約もあり、10m・18m・30mのサイト合わせだけで終わったのですが3点の距離がわかれば後はチャートで何とかなるはずです。

メンバーに見ていてもらったのですが、矢速は決して速くはないものの矢伸びそうなイメージだそうです。
30mで若干横チリなのでノッキングポイントをほんのわずか高くしても良いのかもしれません。

さて、シュート感覚はやや硬質でこれはストリング素材のキャラクタ(BCY450Plus)もあると思いますが、発射衝撃から判断してもう少し質量のあるアローの方が良いかも知れません。

自動車のエンジンでいえば、回転数は高くないもののトルクが強いパターンのエンジンのような気がするためです。
とりあえずXX75 2016 26インチ +RPSインサート+125grポイントで約450グレインを準備しています。

ポンド当たり9グレイン超にすれば貫通力(慣性力)は大きくなるはずです。

ところで、ドローフィーリング、特に、ウォールの感覚はソリッドでカムやホイールにありがちな曖昧な奥行き感は全くありませんので、リカーブボウからの転向者などに好まれそうな感覚です。

続きは、2016アルミアローが完成してからのご報告ということで・・・・・

  2008.12.21
   
ショルダークイーバー

発注してあったショルダークイーバーの残りが到着しました。

本来はセールコーナーに掲載すべき商品なのですが入荷が限定4本のためあえてここで紹介させていただきました。

Neet T-BQ-30 Medium Economy Back Quiver

価格7,000円

以前「友の会」取りしたBear SuperMagnum 48での使用をイメージして5本だけ取り寄せたものです。

ロングボウ愛好者にも最適だと思います。

ただし、アローを取りだすときは良いのですが収納するのにはちょっと骨です。
あらかじめご承知ください。

ということで希望者はメールをください。
  2008.12.21
   
2009 EASTON


EASTON(Target・Hunting)・ HOYT・FUSE の2009年カタログが到着しました。

HOYTとFUSEはどうということがなかったのですが、EASTONのTarget版を見てショックを受けました。
自分用のリファレンスと位置付けてきたNavigator FMJがカタログ落ちしているのです。
確かに畳などから抜けにくかったのですが、丈夫さと精度は申し分ありませんでした。
ローコストで丈夫しかも精度も悪くなかったのですが・・・・・

大手の代理店(ビギナーにX10を売りつけるような)が抜きにくいという理由だけで発注をしなかったのが最も大きな原因なのだと思います。
また、利幅が小さくて丈夫な商品はオーバークオリティということで受けないのはある意味当たり前なのですが・・・・・

以前も、細身でローコストしかも軽量でビギナーには最適のVetcorという秀逸なシャフト(ごく親しい仲間内ではプアマンズX10と言っていた)が「安物」という理由で同じような目にあい廃版となりました。

代理店の商品の位置づけも考えず、先も見ないやり方にちょっと腹が立っているのですが仕方ないことなのでしょう・・・・

ところで、ハンティング用のFMJはニューカラーも登場していますからこちらは売れているのだと思います。
ただし、500番から上なので27インチ50#以上のコンパウンドボウでないとスパインが合いません。
あえて40#を使っている私には使えません。残念です・・・・・・
  2008.12.10
   
BCY 452X ケーブル

USAに手配中だった、X-Force6 HF用の特注BCY452X製ケーブルが到着しました。

8月に手配をかけてあったのですが、他の商品の揃うのが遅かったため12月納品になってしまったのですが、これでやっとテストに入れます。

ケーブル素材としての452XはPSEが2009年のメイン商品に採用すると予測して先行発注をかけていたのですが・・・・

452Xは従来のPSEの純正ケーブル450Plusと同じくダイニーマとベクトランの混紡原糸でクリープ率(変形率)が小さいようするに伸びにくい素材なのですが、450Plusがダイニーマ70%・ベクトラン30%に対し、452Xではダイニーマ67%・ベクトラン33%という配合率になっておりよりクリープ率が小さくなっています。

 

クリープ率と性能に関してはこちらをご参照いただくとして、手持ちのX-Force6 HF40#のケーブルを純正品から新しい452Xに組み替えてみました。
ケーブルの交換なので、カムのチルトやカムバランスは全部調整し直しましたがリムポルトは全くいじらずにしばらく慣らしシュートをした後、初速計測してみました。

結果的には12fpsの上昇となりました。
ただし、ある程度使いこんだケーブルと、まったく新品のケーブルの違いもあるのでこのスピード差がそのまま性能差とは言い切れませんが少なくともアロースピードは上がっているのだと思います。

また、シュート感覚はちょっと軽快になったようで発射音も軽くなったような気がします。


PSE純正ケーブル(450Plus)  234.5fps(257.31Km/h)

特注ケーブル(452X)             246.5fps(270.48Km/h)

26インチ計測
 

今回入荷したのはX-Force6 HF用で当ショップ部門でX-Force6 HFを購入された方が希望される方のみを対象に限定で交換を受け付ける予定でいます。

(価格等は未定です)

単品での販売・提供は予定していません。

尚、MMやX-Force LF SDは2009年モデルから452Xケーブルが標準装備される予定なのでそちらの交換パーツがそのまま流用できるはずです。

  2008.12.3
   
リカーブボウとコンパウンドボウのリムバランス調整
(ノックトラベリング対策)


Oneidaでのペーパーチューンをきっかけに、チューニングのステップを練り直すことにしました。

いままでは、ティラーはゼロ固定としその上で上下カムのシンクロを合わせ、ペーパーチューンでレストの左右/上下のスタート位置を決定、最後に的面でレストの上下左右調整をしながらグルーピングが最もタイトな位置の発見というステップを踏んでいました。

しかし、Oneidaのようにメーカー指定のティラーではストリングが上下均等に引っ張られていないケースもあることに気がつき見直そうと思い次のステップに変更することを考えています。

1.ティラーは暫定ゼロとし、カム軸の間に糸を通しフルドローでのティラーを計測しゼロとする。

2.上下カムのシンクロを合わせる。

3.ペーパーチューンでレストの位置決定。

4.実射によるグループパターンを見ながらレスト位置の補正。

現在のアーチェリーの弓の歴史を振り返ると、ただの棒に弦を張ったようなロングボウからより威力のあるトルコ弓などを模倣して使われるようになったリカーブボウ(下図1)が登場し始めました。

リムの先に返しをつけて、スナップを効かせ矢速を速くするためには下図の2-3などの形状が考えられるのですが、ストリングの確実な戻りを考えると実現は難しかったものと思われます。

最後には、偏芯滑車を組み込み2-3の形状と同じような効果を発揮できるコンパウンドボウが登場し現在に至るのですが、単純なロングボウの時代にはあまり目立たなく問題にならなかった、上下のリムのバランスが1のタイプのリカーブボウ以降性能に影響を与えやすくなってきました。

つまり、リカーブ部分が上下均等にストリングに当たっていないとリムとストリングがぶつかってアローに加速を与える最も大切な瞬間に、タイムラグが生じます。

このタイムラグはストリングの上下動を意味しアローが効率よく真っ直に押し出されないことになります。


コンパウンドボウで問題とされるノッキングポイントのトラベリング(弦軌跡の上下ずれ)はまさにこの現象で多くの場合カムのバランスで対応できるとしてきました。

しかし、今回のOneidaのようにリムのバランスも問題になるケースが多いような気がします。

その問題はすでにクローズアップされていて「クリープチューニング」のような方法も提示されているのですが、実際やってみると非常に難しくアーチャーにそれなりの技術と精度を要求されるようです。

上記で紹介したクリープチューニングはケーブルのバランス(つまりカムバランス)で補正するのですがそれよりも、カムのバランス調整の前にリムバランスを調整し他方が簡単で確実なのではと思い始めました。

ところでこの方法、実はリカーブボウでも全く同じで考え方ができます。
つまり、カムがリカーブのそり返りに置き換わったと考えてよいと思います。

リカーブボウの場合、ペーパーチューンの代わりにベアシャフトチューニングを使い後は実射しながらグルーピングパターンを採取しチューニングを詰めて行くという方法に置き換えたほうがやりやすいと思います。

 
ただし、リカーブボウとコンパウンドボウで最も異なるのはコンパウンドボウはケーブルで上下リムを連結しているため、アーチャーのグリップのスタイルや距離による仰角の差による圧力点(プレッシャーポイント)の変化の影響をリムが受けることはほとんどありませんが、リカーブボウでは結構大きな影響があります。

また、アーチャーの取りかけバランスや、リリース時の指が離れて行く順番などがリムの動きに大きな影響を与えるのでこの辺はアレンジというかある程度のサバ読みは必要になると思います。

 



ドローイングジグによるリムバランスの調整風景
2008.12.3
 
Bear 関連アイテム

以前、募集した「Bear Supermagnum48友の会」で共同購入したSuperMagnum48用のアローが完成しました。

アローはXX75-2114 27インチ+4インチターキーフェザー+100グレインポイントといった仕様です。

せっかくなので、ショルダークイーバー(Neet 製)も入手。

この際なので数本オーダーしたのですがとりあえず1本だけ到着しましたので公開します。

後はフィンガープロテクターなのですが、通常タイプにするか、グラブにするか、アパッチ用にするか・・・・・・・・


一緒に、Bearの Draw Check Bowも入手しました。

これはショップなどにおいて顧客のドローレングスを計測する際に使用するものです。

来店されたお客様のドローレングスチェックに利用するつもりで購入しました。

かなり昔から販売していたのは知っていたのですが入手ルートがなく諦めていたのですが今回ルートが開けたので手配してもらいました。

削りだしたソリッドのグラスファイバーボウとスチールワイヤーとおそらくフィッシング用のグラスファイバーソリッドアローを組み合わせたものでシュートすることはできません。

アローに1/2インチずつのメモリが入っていますがもつと細かい目盛を書き込むつもりでいます。

  2008.11.28
   
新しいレスト (G.W.S Strike Force V-Drop-Rest)

G.W.S  Strike Force V-Drop-Rest


お気に入りのファールアウェイレストCobra Diamond Back Restが品切れになりました。

追加発注をかけてあるのですが、メーカーの事情とかで入荷が来春になるとのこと。

USA国内の不況の影響かもしれません。
ちょっと心配ですが・・・・

ファールアウェイレストのテストを始めたのはUSAで販売されているCPレストが一斉にファールアウェイに置き換わってゆく傾向に気がついたことと、PSEなどのボウメーカーもアローのポジションマークをファールアウェイ用をリファレンスとしていることなどが理由です。

最も大きな理由は、私自身せいぜい2回/月しか練習できないため体力的にきついため、たまに練習に行ってシュートを繰り返すと疲労のためセットアップからドローに入るときにアローがレストからこぼれ落ちることがあること。

テンションアーム型レストのレストピンはヴェインクリアランスを確保するため細いので、アローがこぼれやすく危険ですし強風時は最悪です。
ということでヴェインが通過するときにレストがいなくなるファールアウェイレストは魅力的でしたし、SWVや私好みのスーパーヘリカルピッチのアローには必須です。

カタログやWebで調べると実にいろいろな種類のファールアウェイレストが存在するのですが、私の信条は「シンプル・イズ・ベスト」なのでそれに適合したものでしかもローコストで丈夫なものということでCobra Restを発見しテスト、販売に至ったのですがここしばらくは入手困難なようです。

そこで、再度色々なレストをあさった結果、ハンティングピープや、ハンティングサイトなどを取り扱っているG.W.Sのものに行き着きました。

サンプル入荷してチェックしたところ構造はシンプルで丈夫そうで、しかもローコストで理想的です。(予定販売価格 3,500円前後)
現在手配しているPSEの2009年ローコストモデルChaosやBrowning Micro Adrenalineなどに最適だと思います。

ということで、Chaosが到着したら装備しテストする予定でいます。

現有のPSE XF6にも十分使用可能なのですが、これまでに煮詰めたチューニングをリセットしたくないので、テストはChaosの到着待ちにしました。

 

  2008.11.28
   
Oneida

Oneidaの実射テストをできるのは再来週の土曜日以降になるので先にチューニングを詰めておこうと考えペーパーチューンを開始しました。

ところがスパインを変えても、ノッキングポイントの位置を変化させても「ノックハイ」の状態のままです。

しかもシュートを繰り返しているとスコープサイトが「前のめり」に回り始めました。
たぶん上リムが下よりも早く返っているのだと考えティラーを確認しました。

マニュアルに従えば、Oneidaのティラーは右写真の間「カムとストリング」の間を上下均等に調整してくれとのこと。

 

チェックしてみると、上下均等位置にあります。

ちょっと行き詰まっていろいろと考えてみた結果、上下のリムの強さが微妙に違うのではと思いつきました。

Oneidaは分類ではコンパウンドボウですが、リムとストリングの関係はリカーブボウと同様です。

そこで、リカーブボウでのリムバランスの確認方法、「リムチップ間にストリングを張りフルドロー状態で確認する」ことにしました。

 

つまり、右写真の状態でティラー差を確認したところ下が約2mm広くなっていました。

つまり、上リムが先に戻りやすい状態だったのです。

そこで、ブレースハイト位置に引き戻し上リムポルトを約1/2回転戻したところ、ブレースハイトでのティラーは3mm上が広い状態に、つまり上リム<下リムの状態にして、再びフルドローでチェックしたところ上下均等になりました。

そのまま再び、ペーパーチューンをしたところやはり「ノックハイ」の状態ですが量が少しだけ小さくなっています。

そこでノッキングポイントの高さ(レストの高さ)を変更しつつテストしたところ約1/8インチ(ノックの下部で測定で)の高さでほぼ左の感じになりました。

後は、距離による実射でグルーピングをみながら調整することに。

Oneidaの調整はある部分はコンパウンドボウのやり方で、またある部分はリカーブボウでの手法をと組み合わせて考える必要がありそうです。

  2008.11.25
   
Oneida の高速撮影


 

高速撮影してみました。
PSE X-Force HFと比較して、ストリングの送り込み距離が少ないようです。
ブレースハイトはXF HFが6インチ、Oneidaが6.1/8インチとそれほど差がないので初速の差は送り込み量の違いにあるのかも知れません。

レストはアームテンション可変型のスピギア・スーパーマグネチックレストを使用しています。

本当はファールアウェイレストを使いたいのですが、Oneidaには、アーム倒し込みのためのセンサーロープを取り付ける相手(ケーブルやケーブルガイドスライダー)が存在しないので仕方ありません。

アローはBohning Blazer Micro Vaneの左ピッチスーパーヘリカルを強引に使いましたが心配したレストへの接触はなかったようです。

2008.11.24
   
Oneida の実射


 

セットアップを完了したので実射してみました。
サイトはありあわせのSure-Loc、スタビライザーは私好みのスタッガードライブ、レストも手元にあったスーパーマグネチックレスト+AREのレストピン、アローはFMJ570の26インチ+120グレインポイント+Blazer Micro Vane 左ピッチヘリカル+バイターのピンインアウトノックハンターで重量342.7グレインを使用。

ピーク47#なので、7.29グレイン/Lbsで、初速は26インチ位置測定で210fps(230.43km/h)でした。
以前測定したX-Force HF 47#でFMJ570(338.6グレイン)では240.66fps(264.44Km/h)でしたから4.1グレインの重量差を考えてもあまり速い初速とは言えないかも知れません。

しかし、近射での視認ではアローはまっすぐ出ているようなのでスパイン的にはほぼ適合しているものと思われます。

あとは、距離に出てテストをしてみるつもりでいます。

 
  2008.11.22
   
Oneida

色々あって、ひょんなことからOneidaを入手しました。

Oneidaに関しては、ワンポイントに掲載した通りなのですが、特殊なコンストラクションのためメンテナンス方法は手探り状態です。

入手したものが、50-70#とかなりドローウェイト幅が大きなものなのでポンド数が心配だったのですが、リムポルト2回転緩めた状態でピーク47ポンド前後になりました。
これならなんとか使えそうです。

モデルはBlack Eagle2 Short L.Fというモデルでドローレングス26-31.5"、50/70#、ブレースハイト6.1/8-6.3/8"という仕様で重量は3.8ポンドですからPSEのXFの4.2ポンドと比較してもかなり軽量といえるかもしれません。

ドローフィーリングは独特で80%近いレットオフを実現しているのに丁度レットオフがないGenesis Proを引いているような感じです。

尚、同じものが2本手元にあったのですが、1本は嫁入り先が既に決定しています。

さて、実射するためにはレスト等の取り付けが必要なのですがレストとループまではなんということもなく取り付けを終了しましたが、ピープを入れるためにはストリングテンションを緩める必要があります。

リカーブボウ用のストリングガーの使用も考えたのですが、不安なのでボウプレスを検討。

 

なんとか上・左の写真のようなセッティングで使えそうです。

あとはサイトとスタビライザーを準備しててOKです。
アローはドローレングスを26.1/4インチにしたのですが、シミュレータに使用しているArcher's  AdvantageにはOneidaのデータは入っていません。
とりあえずアローは手持ちのFMJ570あたりを使用してみるつもりでいます。

 

  2008.11.21
   
BackStopとケーブル素材


距離を実射をしてみてBackStopの効果が大きいことを実感しました。

もともと、PSEのモデルは発射音が静かで振動もかなり抑え込まれているのですが、Backstopの装着によってさらにアローを送り出した後の振動も消し込んでくれるため体感震動はかなり小さくなります。

このことは的中には直接影響を与えないのですがアーチャーの疲労を緩和するという意味ではかなり大きな効果だと思います。
もちろん、各種パーツの緩み防止効果もあると思いますが・・・・

さて、昔から感じていたのですが日本で一番普及しているHOYTとPSEのシュートフィーリングの違いは、私の感覚では「ピョン」(HOYT) と「ボン」(PSE)なのです。
どちらが良いかは好みの問題なのですが、個人的には後者が好みです。

この差は何からきているのか考えると、最近のモデルに関して言えば使用しているケーブルの素材の違いのような気がしています。

PSEの純正ケーブルはBCY450Plusというベクトラン混紡のクリープ率が低い素材です。(2009年からさらに伸び率の低いBCY452Xへの変更が決定しています)

これは繊維メーカーであるBCYの発表しているデータに基づき、カムをドライブするためのケーブルには伸び率が低い素材を使用してカムの反応スピードを早め、ストリングにはちょっとだけ弾力があるBCY8125(ダイニーマ系)を使うことによりアロースピードをより速いものにしたいという意図によるものだと思います。

HOYTはストリング/ケーブルともダイニーマ系の素材を使用しているようでキャラクタの違いはこの部分が原因のような気がします。

日本でも人気があるWinner's Choiceが供給しているストリング/ケーブルはどちらも8125を使用しているようなのでHOYTと同じ傾向のキャラクタになると思います。
以前頼まれてPSEのモデルをWinner's Choiceのストリング/ケーブルに換装したことがあるのですが、どちらかというと「ぶよぶよした」感触でPSEらしさが消えてしまっていました。

さて、BackStopを使用して思ったことですが、多くのPSEユーザーがストリングやケーブルを自作していると思われるのですが、もしケーブルにダイニーマ系を使用した場合などストリングの送り込みなどが純正品のケーブル仕様とは異なってくる可能性が大きいと思います。

BackStopも実射テストを行い、効果と安全性はある程度確認したため当ショップ部門での販売制限(当ショップでチューニングしたセット以外への販売を制限)を解除し、次の入荷ロットから一般向け(ただしPSEの機種のみ対応)にも販売開始をするつもりでいます。

しかし、性能や安全性を保証できるのはメーカー純正品のケーブル/ストリングを使用したセット(あるいは私のところでテストして確認したストリング/ケーブルを装着したもの)に限定させていただくつもりです。

BackStopをブレースハイトより高い位置にセットしてシュートしたところ、アローの軌跡が大きく外れたという話を聞きました。
大変危険ですのでセットはブレースハイトないしはストリングとダンパーヘッドが5mm程度離れる状態で設定してください。
ストリングを押し上げるような位置へのセットは厳禁です。
  2009.11.17
   
ヴェイン比較 (ヘリカル vs ピッチ付ストロー)


ピッチを付け長さを1/2インチにしたストローアロー(795RPM)と左ヘリカルピッチアロー(2,956RPM)の比較テストを実施しました。
本当は前回同様50mでグルーピングパターンを採取すればよかったのですが、スケジュールの都合でインドア30mでの採取となりました。

前回と異なるのはアローの仕様のほかにノッキングポイントが1/16インチ(1.6mm)低くなり(ペーパーチューンとビデオ視認で補正)とBackStopを装着したことですが前仕様のサイトのままでシュートしたところオーバーザトップで的を外す羽目に・・・・・
結局15mくらいサイトがアップしていました。

結果は上図のとおりで、やはりピッチが強いヘリカルアローの方がタイトグループになりました。尚ヘリカルアローの右下「エイミングミス」はサイトがその位置についたままで発射してしまったので念のため・・・・

前回ノーピッチで1インチサイズでシュートしたストローアローでは横ブレパターンだったのが、縦ブレに変化しています。
これはピッチを大きくして修正力が強くなったためと思われますが、ヘリカルピッチほどには修正力がなかったということなのだと思います。

以前アルミアロー+リカーブボウでノンピッチ、ややヘリカル、非常に強いヘリカルの3種で同様の実験をしたことがあるのですが、結果はだいたい下図のような感じ(当時のパターンは残っていない)でした。

ストレートピッチでは、なんとなく集まっているという感じ、ややヘリカルでは縦ブレが目立つがストレートよりは横ができにくい。スーパーヘリカルでは縦方向も補正しているらしい・・・・
という感じでした。

このときもややヘリカルはノンピッチより修正力はあるものの、強いヘリカルよりは修正力がないためピッチング系のミスショットまでは補正できなかった、逆に言うと修正力の強いヴェイン(回転数が多い)はピッチング(縦揺れ)まで補正してくれると解釈していたのですが、今回のケースもこれに当てはまると思います。

以上の実験は短距離でのパターンなので長距離での失速の問題はチェックできていませんので簡単に結論は出せないのですが、私的にはヘリカルピッチの方がやはり好みです。

ストローアローも、長さを短くしピッチを大きめにつけることで良い結果は生み出せそうな気がします。
なんといっても材料費コストはゼロに近いのは大きな魅力です。

今回の実験で気になったのがもうひとつ、ストローが飛んでしまう率が高くなりました。
これはピッチを強くしたのと長さを短くしたため接着面が小さくなったわりにはヴェインにかかるストレスが大きくなったということなのかも知れません。

 

  2008.11.16
   
   
ノウハウ集 (??)
サービングの巻き始め
 ・巻き終わり


こちらに図式してあります。(英語pdfですが)
BackStop装着にはヒット部分のサービング強化が必須です。
利用希望者からご質問がありましたので・・・
リンクで失礼します。
 

ピープサイトの固定方法


昔から使用されているオーソドックスですが確実な方法です。
おなじく英語のWebへのリンクです。
 

ノッキングポイントの止め方


上2つの巻き始め/巻き終わりの応用が一番確実です。

ただし、緩み防止に瞬間接着剤やフレッチングセメントを使用する方が多いようです。
恐ろしいことにそれを推奨しているショップもあるそうですが下記理由でお勧めしません。

下記に繊維素材と耐薬品性のデータが提示されています。

https://www.hellermanntyton.co.jp/solution/chemical2.html

ストリング材料で使用されている素材は高分子ポリエチレンであるダイニーマかそれをベースにした混紡繊維なのでポリエチレンの部分を参照してください。

フレッチングセメントの主溶剤であるアセントやMEK(メチルエチルケトン)は相性があまりよくない溶剤に分類されています。

図表では「可」となっていますが、ダイニーマがかなり耐薬品性を高めた繊維素材だとしても溶解する可能性は大きいと思われますし、発射時にストリングに加わる衝撃を考えると危険性はかなり高くなります。
この種のデータは衝撃を加えて計測したものではなく引っ張り負荷による変化を元に発表されているはずですから、安心しないほうが良いと思います。

ましてやストリングの中で一番の衝撃とストレスが加わるノッキングポイントあたりへの使用です。
積極的にお勧めできません。
いや絶対に避けるべきです。

また、瞬間接着剤の主成分であるシアノアクリレートに溶解性は無いようですが、繊維に浸透しやすく固まると結晶化?しストリングのストランドを一体化させてしまいます。
すると1本1本が自由に伸びてストレスを分散していたものが、局部的にストレスを受けるため、結果として弾力を損ないます。
場合によってはそこから折損するような感じで破断する可能性は大きいと思います。
また、瞬間接着剤は繊維に浸透するとやけどするくらいの発熱(摂氏100度前後)を生じることもあるらしいので熱に弱いポリ系素材には使わない方が良いと思います。

どうしても接着剤でノッキングポイントを固めたいのであれば溶剤を含有していないエポキシ接着剤(短時間タイプ)を使うのが無難だと思います。

私の場合には、ノッキングポイントはデンタルフロス(テトロン系繊維)を巻いた後で糸の末端をライターでほんのわずかあぶり熱で溶解させて固定しています。
(CPのタイドループの末端処理と同じ理屈です)

ただ、この方法をお教えするといつまでもストリングをあぶって溶かして切ってしまう方も皆無ではありません。
ポリ系の素材は熱に弱いので最新の注意が必要です。

  2008.11.10
Vibracheck Backstop (ストリングストッパー)試用報告-その2


マニュアルを検討し、メーカーの標準はブレースハイト位置でダンパーがストリングに接触ないしはほんのわずかだけ離れている状態であると判断しました。

いろいろな要素からブレースハイトより高くストリングを押し上げるような位置では支障がありそうなので、逆方向つまり離れた状態ではどうなるのかを検証してみました。

結果は右図のような結果となりました。

数値は26インチポジションで各2回ずつ計測した平均値です。

ブレースハイト位置 234.5fps(257.31Km/h)
-5mm 234.5fps(257.31Km/h)
-8mm 234.0fps(256.76Km/h)
なし 233.5fps(256.21Km/h)

 
左が商品の「効能書き」です。

ショットの静音性

ショックの緩和

手首のヒット防止??

ブレースハイト6インチのX-Forceでは確かにインショルダーなフォームでシュートすると手首にストリングが当たることもあるようです。私はクリアランスが大きいフォームなので全く問題ないのですが、試し射ちしたアーチャーの中には腕時計にストリングがヒットしたといってびっくりする方もいらっしゃいました・・・

ストリングに装着している
サイレンサーが不要なので
初速が上昇できる

上記テストはノックセット上下各5個を付加した状態で実験しましたがストップダンパーがまったくない状態より装着した状態の方が若干ですが、アロー初速は速くなっているのが確認できました。
PSEの新しいカタログでは確認できないのですが、ストリング上下の付加ウェイトは装着しなくなったのかも知れません。

精度アップ

弦音の緩和

確かにショックは小さく音も静かになりましたし、アロー初速もほんのわずかですが上がっています。
間違いなくストリングが手首をヒットすることは防げると思います。

効果は確認しましたが、FITAのルールには抵触しないのでしょうか?
全日ア連に質問しても明確な返答は貰えそうにないのでいずれ機会を見てFITAに直接確認を取るつもりでいます。

 


ビデオ撮影したものが↓の映像です。

  2008.11.1-2
   
Vibracheck Backstop (ストリングストッパー)試用報告-その1


 


2009年モデルからPSEプロシリーズ(MMを除く)に標準装備されるバックストップ(ストリングストッパー/サイレンサー)を旧モデルであるX-Force HF6に装着してみました。
このパーツは2種類あり、ブレースハイト5.7/8"-7.3/4"のモデル用のロングと、4.7/8"-6.3/4"範囲のショートがあります。

撮影環境の関係でストッパー周りしか撮影できなかったのですが、ダンプ効果はかなり大きいと思われます。

ただし、ストリングとストッパーの位置に気をつけないとストリングやハンドルライザーにダメージを与える可能性もあるので注意が必要になると思います。

商品付属のチューニングガイドでは意味不明の部分もあるのでわかりやすいものを作成中です。

尚、これはPSE傘下のVibracheckがPSEのモデル用に開発したパーツなので他メーカーの弓には装着できないと考えてください。
実験されるのは勝手ですが、そのため発生した事故等に関しては一切責任は持ちかねますのでご承知ください。

下はとりあえずのセッティングですがダンパーとストリングの間のクリアランス(7-8mm)にしています。)
マニュアルではプレース位置で接触させるように解釈できるのですが・・・・

PSEのWebでは各モデルフルドローの写真なのでどうなっているかわかりません。
しかし、Browningの写真では接触させているような写真が掲載されていますので
こちらが正解なのかも知れません。

補強サービングの位置は付属マニュアルに従って加工してあります。
トの位置が良いのかに関しては現在位置から接触までアロースピードを計測しながら試して決めてみたいと考えています。
  

  2008.10.31
   
ペーパーチューンで修正後のアローフライト


 

 
今回は、ペーパーチューンでノッキングポイントを修正後に撮影してみました。
下の写真の左が補正後、右が補正前のペーパーのカットパターンです。

かなり真っ直ぐに飛びだし始めていますが、パラドックスによると思われる歪は確認できます。
やはりペーパーチューンはかなり有効なチューニング方法だということを再認識させられました。

パラドックスによる歪は避けようもないので気にしないことにして、次は距離に出てグルーピングパターンを採取するつもりでいます。

  2008.10.30
   
続々々・ファールアウェイレストの超高速ビデオ画像(ノッキングポイント修正後)


 

アローをFMJ630に戻し、ノッキングポイントを1/32インチだけ下げて(レストアームを上げて)みました。

ポイントのあたりはかなり真っ直ぐに出始めているのですが、テール部はパラドックス現象(縦方向)のためか歪んだままレストをクリアしてゆきます。

次回はさらに1/32インチ下げたものをチェックする予定です。

  2008.10.29
   
PSEの2009年モデルのストリング/ケーブル素材

 
PSEの2009年モデルから一部のモデルに使用されるストリングはAmerica's Best Bowstrings社製(ホームページは作成中らしい)のストリングとケーブルが純正品として使用されます。

このメーカーのストリングは2008年までのモデルで80#を超えたものに採用されていたのですが、来年からそれ以外のモデルにも使用されるようです。

代理店であるプロセレクトさんに調べてもらったところ、ストリングは従来通りBCY8125(ダイニーマ系)ですが、ケーブル関係は従来のBCY 450Plusから452Xに変更のようです。

452Xは450Plusよりベクトランの混紡率が高くより伸びにくい原糸で糸1本あたりの繊維数であるデニール数がほぼ半分という特徴を持っています。(詳細はこちら)

このより固い素材をケーブルに使用することにより、カムの回転の反応策度は速くなり曖昧さもなくなりよりシャープになるはずです。

ストリング/ケーブルすべてにダイニーマ系を使っているHOYTや有名なWinner's Choiceを使うと少なくとも私の感覚では「ボヨーン」とした感覚であまり好きになれなかったので今回の変更は大歓迎です。

以前ご紹介したBowtechやDartonはストリング/ケーブルともに452Xを使用しているようですが、PSEではストリングはより弾力性のある8125を使用しています。これは初速を少しでも速くするための方策でその理由についてはファイバーメーカーであるBCYがFAQの中で(3番目の質問・例は450Plusですが452Xでも同様のはずです)説明しています。

ただし452Xをケーブルに使用した場合、カムの回転速度は上昇しますが、もしシンクロがいい加減な状態のままで使用するとケーブルの断裂破壊は従来より起きやすいと思われるためカムバランス状態には最新の注意が必要だと思います。
弾力によるファジーさというか逃げによる許容範囲が狭くなるためです。

さて、452Xの使用にはもうひとつメリットがあると思われます。
それは452Xが小デニール数の原糸であるためストランド数が多く、ツイストも多め状態で使われるということです。

細い原糸で構成されたストリングの方が太い原糸で作られたものより、1回のツイストで動く量が少ないのです。
例えば太い原糸をツイストして2mm動くとすると細い原糸では0.5から1mmしか動かないといった感じです。

 この数値は説明するための仮の数値で実際に動く正確な量ではありません。
 1回転のツイストで動く量はストリング全体の長さやすでにツイストされた数で異なるからです。
 念のため・・・

 


それは、細いデニールで構成されたストリングやケーブルの方がより細かいチューニングが可能であることを示しているのです。

尚、PSEが2008年以前のモデル用の452Xケーブルを提供するかどうかは現時点では不明です。
私としては、供給してくれるとありがたいのですが・・・・・

PSEに確認してもらったところ旧モデルにはAmerica's Best Stringsのストリング/ケーブルを提供する予定はないそうです。(2008.10.29)

 

  2008.10.27
   
ライティング

1200fpsの超高速ビデオの撮影を始めてから、光量不足に悩まされています。

安全のため、室内でしかシュートできないためどうしても太陽光の下での撮影とは勝手が違います。

現在は写真のように、手持ちのスポットライト4個とスピード計測器用のライティング+デフューザーを加え、被写体のバックには模造紙で簡易作成した薄いグレーのスクリーンといったものを動員して撮影していますがまだまだのようです。

仕方なくエンコードの時にソフトに付属のフィルター機能で明度とコントラストを補正していますが、結果は↓のようなレベルです。

2階のベランダに取り付けてある防犯目的のセンサー機能付きハロゲンランプ(虎太郎がうろつくので使っていない)も動員しようかと考えていますが・・・

  2008.10.28
   
続々・ファールアウェイレストの超高速ビデオ画像


 

 
今回はより硬いスパインのアローで試してみました。
前回の傾向はスパインが柔らかい時の動作なのではと考えたからです。

アローは前回がFMJ 630 26"+100grポイント(Archer's Advantageでは適正値)だったのですが、今回はFMJ 510 25.1/4"+120grポイントを使用。
ラフには適正値より15ポンド以上固いスパインということになります。

画像があまり鮮明でないのと、いまだライティングの問題を解決できていないのでわかりにくいですが、前回に比べ前傾姿勢が小さくなりシャフトのたわみも減ったような印象があります。

もしかしたらこちらの方が良い結果が出るのかも知れません。
その辺はいずれテストをするとして次回は、ノッキングポイントを低くして適正スパインであるFMJ630がまっすぐに発射される位置を探ろうと考えています。

 

  2008.10.28
   
続・ファールアウェイレストの超高速ビデオ画像


 

 
前回の映像はアウトドアーでの実射を撮影したものですが、今回は室内でシューティングマシーン(Hooter Shooter)を使っての撮影です。

(資金的にきつかったのですがチューニングに使いたかったので1200fps撮影が可能なデジカメを購入しました)

アローは結果が良かったFMJ+ヘリカルピッチの組み合わせです。

室内でやってみて問題が数点、光量が不足らしく手持ちのスポットライト4個を駆使しても画面が暗すぎます。
仕方なくエンコードソフトで画質補正のフィルター処理。
結果はご覧になっている画像ですが、対策と工夫が必要なようです。

さて、シュートの傾向は前回と同じだったので、とりあえずノッキングポイントの補正をやってみて再撮影するつもりです。

  2008.10.27

 

ファールアウェイレストの超高速ビデオ画像
 


ファールアウェイレストの発射時のタイミングを超高速で撮影したものです。
アローはヘリカルピッチのものとストローヴェインを射ち分けています。
心なしかアローの発射スピードが異なっているような気がしますが・・・

どちらにしても倒れこみタイミングが早すぎるようでグルーピングパターンも縦ぶれでし た。

50#のセットの時のままのレストテンションで使っていました。
その時にはあまりこの傾向がなかったので、10#分パワーが弱くなり初速が遅くなった結果、倒れこみスピードが速くなりすぎたのだと思われます。

ノッキングポイントを低くする等補正が必要なようです。
(スパインを固くする、ティラー差で補正する、レストアームの倒れこみテンションを弱くする等の方法も考えられますが、一番簡単なのはノッキング位置の変更だと思います)

それにしてもストリングの送り込みが想像以上に大きかったのにびっくりしました。
ビデオではわかりませんが、強引に仕上げた40#というメーカーにはないスペックのモデルです。
体感的には50#や60#に比べてケーブルの振動が大きく感じます。
メーカーがあえて40#モデルを出さないのはこの理由によるものかもしれません。

ただ、私の現在の体力を考えると40#は理想的な強さです。
ケーブル素材をメーカー純正の450Plusからより強いものにすればこのあたりがカバーできるのではと考えています。

近々実験をしてみるつもりなので、いずれご報告する機会もあると思います。

  2008.10.21
   
ヴェイン比較テスト第二ステージ

昨日のテストを踏まえ、ストローのサイズを1/2の0.5インチにすることにしました。

同時に修正力が強い方が私向きであるのが分かってきたので、強めのピッチをつけることにしました。

ピッチをつけるに際し、シャフト毎のピッチのずれを少しでも防止するためジグを使うことにしました。

といっても、7本フレッチなので角度は51.5°×7なのでフレッチャーのレシーバーでは無理なのですが、ストローはシャフトを完全に包み込むように取り囲むため、1本だけガイドとして正確に貼り付け、後の6本はそのストローに寄り添う形で貼って行ければ良いはずです。

前回の実験での失速の原因がパイプの中を通る空気の量が多すぎたことだとすれば、パイプの長さを1/2にすれば容積も半分なので粘性抵抗も単純計算1/2になるはずです。(正確にはどうなのでしょうか?)



さて、ピッチはフレッチャーが許す範囲で強くした結果約4度(左)になりました。

せっかくなので、比較対象のBohning Micro Blazer Vane 左ヘリカルピッチのアローと、今回のストロー左ピッチ4度のアローの回転数を計測してみました。

Bohning Micro Blazer Vane 左ヘリカルピッチアロー            2,956RPM

ストロー 左ピッチ7度 4mmストロー(1/2インチ長) アロー 795RPM

でした。

  200810.19
   
ヴェイン比較 (ヘリカル vs ストロー)


母校明治大学アーチェリー部年1回のOB/OG・現役の総合試合オール明治に参加してきました。
ここ数年、試合は明治独自の明治MAC900ラウンドで70-60-50m各30本で競われます。

今回は、スコアは度外視して懸案のストローアローと私好みのヘリカルピッチアローの比較テストに専念しました。
というのは、すでに30mでストローアローの方がヘリカルアローよりもやや下にヒットしていたので、グルーピングは上下に分かれるだろうと想定されていたため、スコアは無視してグルーピングパターンの収集に傾注することにしました。

上図は50mでのヒットパターンです。
案の定、ストローアローはやや下側にグルーピング、70-60mではさらにこの傾向は強く70mで落差は60センチ近くになりました。
50mではむろん落差は小さくなるのですが、ストローアローの方が横散りは大きいようです。

長い間、コンパウンドボウではパラドックスが小さいためナックルに近い矢飛びでよいと思い込んでいた部分もあるのですが、こうしてみるとピッチ角度の大きい(回転力の強い)修正力の強いヘリカルピッチアローの方が結果は良いようです。

少なくとも、私のシュートスタイルにとってはジャイロ効果狙いのスーパーヘリカルピッチの方が相性が良いといえるのかも知れません。

しかし、ジャイロ効果を狙ったこの種のアローは長距離で失速しやすいのも事実なのでさらなる研究が必要だと思っています。

尚、今回は傾向としてやや縦ブレ傾向が強く本来ならノッキングポイントを低くするかより強いスパインのアローの使用等で対処・補正する必要があッたのですが、時間がないためそのままでテストに突入しました。

終了後、超高速ビデオでレスト付近をアップ撮影してもらったところアローはポイント側が前傾しテール部が跳ね上がて飛び出しているのが確認できました。
わずかだけ、ノッキングポイントを補正するとストローアローのダウン傾向は多少緩和できると思うので補正後再びグルーピングチェックをする予定でいます。

  2008.10.18
   
アロー回転計プロトタイプ1

 
一応完成ということでしばらくはデータの収集に努める予定です。

  2008.10.16