| PSEハイブリッドカムのチューニングマニュアル V1.0 | |
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ハイブリットカムはワンカムのラウンドプーリーを偏芯プーリーに変えてストリングの返りにアクセントをつけていると思って差し支えません。 ハイブリットカムシステムは、ワンカムと同様メンテナンスフリーを目指しているためストリングやコントロールケーブルが伸びてもカムの角度はあまり大きく変わらないのですが、フルドロー時にヨークケーブルがほとんどのパワーを支えるため伸びやすく、ストリング+コントロールケーブルとテンションにずれが生じやすい欠点があります。 一般的にテンションのバランスは ヨークケーブル>コントロールケーブル>ストリング となっています。それぞれ、長さの違い、素材の違い(メーカーにより異なる)、そしてかかるテンションの違いにより伸び率が異なってくる結果として、上と下のカムの角度が次第に変化してくる結果震動が発生し矢飛びに影響を与えます。
弓の性能を維持するため、メーカー設計値まで上下カムのバランス等を調整してやる必要があるのですが、以下にその方法を記載してみました。
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| 初期段階(200射前後~)でのカムと偏芯プーリーのシンクロチェック | |
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上下のカムのシンクロが合っていれば、ノッキングポイントは右図の上のような動きをするので、アローはまっすぐに押されます。 しかし、シンクロがずれるとカムの偏芯の影響でノッキングポイントは上か下のどちらかに引っ張られことになるため、下のような動きになりアローの体勢は大きく崩れることになります。 (動き方はどちらのカムの回転が速いかによります。右図はあくまで一つの例です)
余談ですが、リカーブボウでもティラーが適合範囲にないと同様の動きをしているはずです。 |
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弓をフルドロー状態にして下カムのドローストッパーとヨークケーブルが接触する位置で固定します。 (固定方法と注意点はページ下方の付属資料をご参照ください。)
これが、上下カムのシンクロを判断するための標準位置です。 ← |
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初期段階ではほとんどの場合、この状態(上カムの回転が不足している)になっているはずです。 この状態では、上下カムのシンクロが狂っているので振動も大きく、ノッキングポイントが上下動するうねった状態で戻ることとなります。
この場合には、ヨークケーブルを1~4回転程度巻き増ししてやるとシンクロを一致させることができます。回転しすぎた時には、ツイストを戻してください。 |
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シンクロが一致している状態です。 この状態がメーカー設計のシンクロの取れた状態で、振動は最少でアロースピードは最速になるはずです。 |
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| 中期段階でのシンクロチェック | |
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この段階に到達するのは、かなりシュートを繰り返してからだと思います。シューティング環境にもよりますがPSEのモデルで2,000-3,000射程度だと想定しています。 |
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ヨークケーブルの伸びが止まり、コントロールケーブルが伸び始めるとこの状態(ヨークケーブルが伸びた時と逆転し上カムが過剰回転する)になってしまいます。 この状態でも、上下カムのシンクロが狂っているので振動も大きく、ノッキングポイントが上下動するうねった状態で戻ることとなります。 |
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この場合には、左図の状態になるまでコントロールケーブルを巻き増ししてやる必要があります。 |
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| 末期段階(3,500~5,000射前後) | |
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よく、ストリングやケーブル1本だけを交換する方がいらっしゃいますが、バランスが取れなくなるため3本とも同時交換することをお勧めします。 PSEの想定寿命は約5,000射ですが、これは連続してシュートを繰り返すFITAラウンドを想定したものではないのでFITA競技に使用されている場合には、3,500射前後での交換をお勧めします。 |
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なぜこのような神経質な方式が採用されているのかという質問をしばしばいただきます。 |
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付属資料~1 フルドロー状態の最も安全で確実な固定方法 |
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しかし、適当な場所と機材が手元にない場合には、体操用の鉄棒や「ぶら下がり健康器」のようなものと芯入りロープ、ワイヤー、リングキャッチ、ターンバックル等を組み合わせて工夫することも可能です。
必ず周りの安全を確認し、使用するパーツの強度にも留意してください。 ↓ |
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付属資料~2 主なモデルとスペック |
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